板橋区立赤塚植物園

板橋区立赤塚植物園（いたばしくりつあかつかしょくぶつえん、英語:Akatsuka Botanical Garden）は、 東京都板橋区赤塚にある植物園である。

板橋区立赤塚植物園
施設情報
事業主体	板橋区
管理運営	日本パブリック・プラネット共同事業体
開園	1981年（昭和56年）10月
所在地	〒173-8501 東京都板橋区赤塚5-17-14
公式サイト	板橋区立赤塚植物園

概要

板橋区立赤塚植物園は武蔵野の面影を色濃く残す赤塚の丘陵地を利用し、自然や植物を身近に楽しむための施設として誕生した。最寄の成増駅まで池袋から約10分と至近でありながら、自然豊かで、散策コースとして充実している。

管理舎では講習・展示室が備わり、各種園芸教室や緑に関する作品や記録を展示・発表する場として活用されている^[1]。

本園内 香りの道を進む

園内の紹介

本園

里山の樹木、園芸種、農産種、野草など日本の風土に根差した身近な植物で構成され、複数のエリアを周回する園路が整備されている。 板橋区の花であるニリンソウも観賞でき、四季を通して折々の植物の変化を楽しむことができる。正面口は一番低い位置にあり、奥へ向けて進むにつれ敷地は徐々に上がっていき、ベンチのあるケヤキ広場へと至る。 バラ園、野草の道、武蔵野の木、香りの道、果樹園。針葉樹の森、ケヤキ広場、日本庭園により構成されている。1981年（昭和56年）開園^[2]。

• ニリンソウが見ごろとなるのは4月である^[3]。

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  板橋区立赤塚植物園・正面入り口
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  針葉樹の森・四季の散歩道分岐点
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  針葉樹の森から香りの道を見下ろす
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  つつじの山方向へのスロープ

万葉・薬用園

古来からある日本の植物、日本文化と深い関わりのある植物から成るであるエリア。万葉集に謡われている植物の多くはここで観賞することができ、ほかにも日本に自生する薬用植物も見られる。案内板には万葉集の歌が書かれているので、植物と合わせて楽しく学習できるようになっている。1986年（昭和61年）開園^[4]。

万葉・薬用園の湿地帯

農業園

主に子どもたちを対象として農業体験の場を提供するため「農業園」を増設した。子どもたちへの体験型の農園が減少していく中、身近に農と触れ合う機会を得るべく農業への興味や理解を高めることを目的として新たに誕生した。 ポタジェ（フランスのデザイン性の高い家庭菜園）も整備されており、スロープ遠路を歩きながら野菜の花や実を見て、楽しみながら学習することができる。2020年5月30日開園^[5]。

ウェルカムセンター

植物図鑑をはじめ、自然環境や緑化、農業など植物に関する専門図書を揃えた図書室で、自由に閲覧可能。開館時には緑化教育指導員が常駐し、植物の生態や種類、育て方、病虫害の対策など植物教育や家庭菜園全般に関する質問に答える。また、ウォーターサーバーを常設してあり自由に利用できる^[6]。

ウェルカムセンター内部

園内の利用案内

• 開園日 常時開園
  • サービスセンター及び各施設は年末年始は休業する。
  • 営業時間等はサービスセンターへ問い合わせることができる。
• 入園料
  • 無料（一部有料施設あり）
  • 車椅子の貸出あり（2台）授乳室、救護室あり　多機能トイレ
• 交通案内

地下鉄三田線「高島平駅」(I25)下車　徒歩8分 東武東上線「成増駅」「下赤塚駅」「東武練馬駅」各駅から国際興業バス利用 駐車場（有料）あり　バス・大型車両不可^[7]。

隣接施設

• 東京都立赤塚公園
• 板橋区立郷土資料館
• 乗蓮寺（東京大仏あり）
• 松月院（西洋砲術家の高島秋帆記念碑あり）