トップQs
タイムライン
チャット
視点
核軍縮キャンペーン
ウィキペディアから
Remove ads
核軍縮キャンペーン(かくぐんしゅくキャンペーン、英語: Campaign for Nuclear Disarmament、CND)は、1957年に設立されたイギリスの反核運動団体。核廃絶運動、核兵器撤廃運動などとも訳される。
概要
核軍縮キャンペーン(CND)は、イギリスの一方的な核軍縮や、核拡散防止条約などを通じた国際的な軍縮を主張し、核兵器や化学兵器や生物兵器の使用に繋がる軍事行動や、イギリスの原子力発電所に反対している。
CNDは1957年に設立され、それ以降のイギリスの平和運動の最前線に存在し、ヨーロッパ最大級の単一争点の平和運動組織となった。1959年以降、復活祭の週末にかけて開催される、オルダーマストン近郊の原子兵器研究所(核兵器機関)からロンドンのトラファルガー広場までの「オルダーマストン行進」を組織している。なお最初の「オルダーマストン行進」は1958年に直接行動委員会(the Direct Action Committee)によって組織され、ロンドンからオルダーマストンへ行進した。
2010年以降の代表(Chairs)はDavid Webb、事務局長(General Secretaries)はKate Hudson(en)である。
Remove ads
主張

CNDの現在の戦略的目標は以下である[4]。
- イギリスの核兵器全廃と、世界の核兵器廃止
- イギリス政府によるトライデントミサイルの中止、トライデントおよび他の核兵器の開発、購入、イギリス領土・領海への配備に対する反対
- 兵器用核分裂性物質生産禁止条約の包括的な賛成
- 大量破壊兵器や無差別殺害兵器の廃止
- 非核の、より軍縮された、より安全なヨーロッパ
- 欧州安全保障協力機構(OSCE)の影響力、資源、財政の強化
- 欧州連合の軍事的な核化への反対
- ヨーロッパのアメリカ軍の基地や核兵器の撤収と、NATO拡大への反対
- 公式なヨーロッパ非核兵器地帯の設立
- イギリスの北大西洋条約機構からの脱退と、イギリス国土の全外国軍基地の閉鎖
- 原子力産業の閉鎖
2006年、CNDは原子力に反対するキャンペーンを開始した。トニー・ブレア首相が核エネルギーへのコミットメントを行った後、3万2000人に減少していたメンバーは3倍に増加した[5]。
Remove ads
会員数

1970年から1995年は「Social Movements in Britain」(en:Paul Byrne, Routledge, ISBN 0-415-07123-2 (1997), p91)による。
関連項目
脚注
出典
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads