トップQs
タイムライン
チャット
視点

桔梗屋やつ

ウィキペディアから

Remove ads

桔梗屋 やつ(ききょうや やつ、屋津、生没年不詳)は日本助産師幕末の産婆。

経歴・人物

やつは、第16代福井藩松平慶永の娘貞姫(安姫の妹、母は中臈たま)、次の藩主茂昭の子息高麿・信次郎(茂昭の次の松平家当主松平康荘、母は八重(小出新弥妹))の出産を助けた。いずれも福井城の大奥において誕生し、やつは懐妊から着帯、誕生までに関わった[1]

このため慶応3年(1867年)4月、「度々御用骨折」との理由で福井藩から、米3俵を下付された(この年のみ)[1]慶応元年8月の帯祝いは戌の日に行われ、藩医半井仲庵、田代万貞、産科の町医師石田一恵(都合で子一策が出席)らとともに、やつに吸物と酒が下された[2]。また貞姫誕生後の慶応2年(1866年)5月の箸揃え(お食い初め)の祝儀では、石田父子とやつに金100疋ずつが下された[3]

同様に仁之助(第15代藩主松平斉承)の出産を助けた先代のやつ(?-1827年[4])は、文化8年(1811年)3月以降毎年の仁之助の誕生日に銀2枚が下され、文政4年(1821年)には、一代限りで2人扶持が給された[1]

Remove ads

脚注

参考文献

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads