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横山不動尊

宮城県登米市にある寺院 ウィキペディアから

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横山不動尊(よこやまふどうそん)は、宮城県登米市津山町にある曹洞宗仏教寺院である。寺号は大徳寺。

概要 横山不動尊, 所在地 ...

概要

伝承によれば、当寺は1156年保元元年)百済から流れついた仏像を祀って建てられた小堂(現・奥之院)が始まりで、開基は橘知禅と伝えられている。不動堂は津山杉がうっそうと茂る山麓に建つ。本尊空海(弘法大師)の作の伝承をもつ純製、高さ5cmほどの不動明王像で、木造の不動明王像の胎内に安置されている。この本尊は12年に一度、年に開帳される。仁王門には金剛力士(仁王)像、楼上に十六羅漢像が安置されており扁額の「白魚山」の揮毫幕末の三舟の一人として知られる山岡鉄舟による。4月27、28日に春季大祭典、10月28日に秋季大祭典が開催される。

文化財

木造不動明王坐像

「横山不動」の名で当地方で広く信仰を集めている。丈六[1]の巨像で像高275cm。平安時代奥州藤原氏の勢力下で作製された。正中線と側面中央で矧ぎ合わせた4材から彫出した カツラ寄木造。部材の改変は少なく、両手指のほとんどまで製作時の様相をとどめており、右手に持つ宝剣も当初のものとみられる[2]1997年平成9年)6月30日、重要文化財に指定された[3]

横山のウグイ生息地

当寺境内のは、約400年前に造成された。東西30m、南北15m、周囲80m程の楕円形で、水深1~1.5m位で底は砂泥質である。湧水なので四季を通じて水温に変化が少なく、多数のウグイコイ科)が生息している。これは不動尊の使いとされ、参詣者から餌を与えられ愛護されてきた。1935年昭和10年)8月27日、国の天然記念物に指定された[3]。池に続く久保川・中川・寺川流域も指定地域になっている。産卵期には雄の腹部が赤くなるのでアカハラと呼ばれており、繁殖期にこれらの川に出て産卵する[4]

青銅五重塔

基座166.7cm、354.5cm、地上総高536.4cm、墓高さ195.4cm。屋根を別々に鋳造し組合わせたもので、塔身は中空。青銅五重塔でこの様に大きいものは珍しい。墓碑は頂上に偏平な宝珠をのせ、正面は地蔵を浮彫にしている。鋳造は仙台の高田定四郎慈延、早山八郎一次が担当している。1765年明和2年)の作とされる[5]1957年1月16日、宮城県の有形文化財に指定された[3]

市指定天然記念物

1994年4月1日、イチョウカシが当時の津山町の天然記念物に指定された[3]

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ギャラリー

交通アクセス

脚注

関連項目

外部リンク

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