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橋 (脳)

脳の部位の一つ ウィキペディアから

橋 (脳)
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(きょう、: : pons)は、の部位の一つ。脳幹に含まれ、前後を中脳延髄とに挟まれる。第四脳室の腹側壁をなす。第四脳室をはさんで背側には小脳がある。

概要 脳: 橋, 名称 ...

前腹側から脳幹の外観を観察すると、小脳の腹側からのびた強大な線維束(中小脳脚)が、脳幹の一部を乗り越え、これをつつむように盛り上がってみえることから、この部位を小脳から出た「」にみたてて、この名がついた。

延髄の上方に続く部分で、腹方の著しく膨出した橋底部と、延髄の直接の続きである背方の橋背部(被蓋)とからなる。橋底部には橋核という巨大な灰白質があり、その内部を錐体路と皮質橋核路が貫いて走る。橋核の神経細胞は大脳皮質からきた皮質橋核路の線維を受け、反対側の小脳半球へ大量の線維(中小脳脚)を送るすなわち、小脳は橋核を介して大脳皮質の支配を受けている。

三叉神経外転神経顔面神経前庭神経といった多くの脳神経核が存在し、脳神経が出る部位である。脳幹を経由する多くの伝導路が通過する他、大脳皮質からの運動性出力を橋核、中小脳脚を経由して、小脳へと伝える経路などが存在する。

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関連項目

外部リンク

  • - 慶應医学部解剖学教室 船戸和弥
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