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比亜迪

中国の電池メーカー ウィキペディアから

比亜迪
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比亜迪股份有限公司(略称:比亜迪〈ビーヤーディ〉またはBYD[2]〈ビーワイディー〉、英語: BYD Company Limited)は広東省深圳市に本社を置く中華人民共和国の企業。「BYD」は「Build Your Dream(夢を築こう)」の略であり、「比亜迪」はその音写である。

概要 種類, 市場情報 ...
概要 比亜迪, 各種表記 ...
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2021年現在の中国におけるBYDの主力車種 ”漢(ハン)”[1]
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世界初の量産型プラグインハイブリッドカーBYD F3DM

グループ企業を通じて、IT部品(二次電池携帯電話部品・組立)と、自動車事業などを展開している。車載用および携帯電話用リチウムイオン電池の製造で世界第2位のメーカー。子会社の比亜迪汽車(BYDオート)はプラグインハイブリッド車(PHV)の販売で世界最大手。

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歴史

1995年に中国・安徽省出身の王伝福が携帯電話のバッテリー需要の増加を見越して創業[3]

2002年、香港証券取引所に上場した。

2003年には電池事業のノウハウを生かして自動車事業に参入し、2008年12月には量産型プラグインハイブリッドカーを発売。2009年2月の中華人民共和国内の自動車販売台数トップは同社産のF3であった。

2008年に米国の投資家のウォーレン・バフェットが出資した[4]

2010年4月1日には日本の金型メーカーオギハラの館林工場を買収[5]

2016年10月14日に電動式モノレール「Sky Rail(雲軌)」を公開し、深圳にあるBYD本社パークの中の試験線にて社員輸送用に実証運行を開始し、鉄道車両の製造も開始した[6]

2017年8月31日に「Sky Rail」を中国花博覧会に納入し、BYDが建設した初の鉄道路線として正式な運行が開始された[7]

2020年4月20日、トヨタ自動車株式会社と合弁会社 BYD TOYOTA EV TECHNOLOGYカンパニー有限会社を設立した[8]

2020年4月23日には、日本の日野自動車と商用EVの開発を中心とした戦略的パートナーシップ契約を締結を行った[9]

2021年4月16日に無人鉄道輸送システム「Sky Shuttle(云巴)」を重慶市に納入、運行が開始され[10]現在、中国国内5都市に路線が存在する。

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事業内容

自動車

比亜迪汽車(BYDオート)- 中国国内では「新エネルギー車」(NEV)と呼ばれるバッテリー式電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の生産・販売を行う。自社ブランドの乗用車生産は2005年から開始され、2008年に世界初の量産型プラグインハイブリッドカーBYD F3DMを発表。2010年代以降は海外輸出を積極的に進めている。乗用車だけでなく、電気バスやトラックなどの商用車も製造している。

バッテリー

弗迪電池(FinDreams Battery)などの系列企業により、自社開発のブレード・バッテリーを含むリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を製造する。

エレクトロニック

比亜迪電子(BYDエレクトロニック)- スマートフォンなどのEMS(電子機器受託製造)を手掛ける。

エネルギー

太陽光発電・蓄電システムの提供。

鉄道輸送

モノレールの建設事業。サンパウロ地下鉄17号線や、中国国内に新交通システム「SkyShuttle」などを手掛ける。

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創業者

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創業者の王伝福

創業者で現会長の王伝福は、2009年度版の胡潤百富榜の評価では総資産350億元(日本円で約4,556億円)と、中国一の資産家[12]

主要株主

世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイ会長CEOウォーレン・バフェットは、MidAmerican Energy社を通じて出資している支援者である。2010年9月29日にはバフェットとマイクロソフトビル・ゲイツが中国の工場を訪れた[13]

関連項目

脚注

外部リンク

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