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江戸東京野菜
江戸・東京地域で伝統的に栽培されてきた野菜(伝統野菜) ウィキペディアから
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江戸東京野菜(えどとうきょう やさい)とは、主に現在の東京23区やその周辺で伝統的に生産されていた野菜(在来品種)である。当初は「江戸野菜」と呼ばれたが、その後、2011年には東京都内であるが江戸に含まれていなかった多摩地域や伊豆諸島(アシタバや八丈オクラ)で栽培されていたり、明治以降で昭和中期までに生み出されたりした品種(八王子市の高倉大根など)や産地を含む「江戸東京野菜」という呼称を東京都農業協同組合中央会(JA東京中央会)が定め[1]、これが一般的となっている。
商品作物として栽培・加工が続いてきた野菜のほか、絶滅寸前に保護されて現存する品種を含む江戸東京野菜は52ある[1][2]。野菜以外に、穀類(麦類と平山陸稲、深大寺そば)と果実類が合計9種類「伝統継承作物」とされている[1]。
江戸時代は参勤交代により様々な地方の野菜の種子が江戸に持ち込まれた[3]。こうした地方野菜を江戸(東京)の風土に合うように改良した品種や、元々あった在来種や新しい品種を含めて、東京で栽培される固定種を「江戸東京野菜」としている[3]。小松菜のように東京周辺から全国に広まった野菜がある一方、明治以降、栽培しやすい品種への転作や消費者の嗜好の変化により消滅した品種も多い。近年は自治体や農家、住民団体などが保存や消費拡大を図る動きがみられる[4][5]。
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江戸東京野菜の一覧
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脚注
関連項目
外部リンク
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