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瀬戸内観光汽船
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瀬戸内観光汽船(せとうちかんこうきせん)は、かつて岡山県備前市に本社を持っていた両備グループの海運会社。日生港(備前市)と小豆島大部港(香川県土庄町)を連絡するフェリーを運航していた。
概要
日生 - 大部航路は1960年代まで、大生汽船が季節運航していたが、1969年(昭和44年)8月、新たに瀬戸内観光汽船株式会社が設立され、航路と船舶を継承、運航を開始した。
当初は継承した木造客船による所要時間90分、一日3往復の運航であった[2]が、1972年(昭和47年)11月19日に新造カーフェリー「ひなせ」が就航し、フェリー化された。
フェリー化後は所要時間60分、一日5往復の運航となり、本州と小豆島を結ぶ最短航路として半世紀に渡って運航を続けたが、2020年(令和2年)以降、世界的パンデミックの影響で輸送量が大きく落ち込み[3]、2021年(令和3年)6月19日からは4往復に減便、2023年(令和5年)12月1日には需要の回復が見込めないとして、休航に至った[4]。
航路
休航時の運行状況を示す。
船舶
- みしま丸[6]
- 1964年7月進水、木造、もと大生汽船、フェリー化後大生汽船に返却
- 34.93総トン、登録長17.9m、型幅4.2m、型深さ1.5m、ディーゼル1基、機関出力60ps、航海速力9.1ノット、旅客定員80名
- ひなせ
- おおべ
- 1967年讃岐造船鉄工所建造、1978年就航(買船)、403.87総トン、全長44m、幅10.4m、深さ3.52m、ディーゼル2基、機関出力1,600PS、航海速力12.5ノット、旅客定員315名、元は四国フェリー「第二十三玉高丸」、1988年豊島総合観光開発に売船、「豊松丸」に改名[7]
- ひなせ丸
- 1984年就航、藤原造船所建造、680総トン、全長62.16m、幅14.2m、深さ3.52m、ディーゼル2基、機関出力2,200PS、航海速力13.5ノット、旅客定員490名、2001年両備運輸に売船[7]
- 第三ひなせ丸
- 1990年就航、西大寺造船所建造、936総トン、全長64.7m、幅13.8m、深さ3.75m、ディーゼル2基、機関出力2,800PS、航海速力12.5ノット、旅客定員500名[7]、2021年フィリピンのサンタクララシッピングに売船されM/V DAWN ANTONIOとして運航されている。
- フェリーひなせ
- 2000年10月就航、藤原造船所建造、鉄道・運輸機構共有、バリアフリー対応。
- 998総トン、全長65.7m、幅15.0m、深さ3.75m、ディーゼル×2基、機関出力3,200PS、航海速力13.5ノット、旅客定員500名、積載台数バス12台または乗用車65台、2024年バヌアツ共和国に売船されVanuatu Ferry3として運航される予定
- ひなせ丸 (1986年)
- 第三ひなせ丸 (画像は四国汽船高松-直島航路に代船として就航した時のもの)
- フェリーひなせ (画像は四国汽船高松-直島航路に代船として就航した時のもの)
アクセス
脚注
関連項目
外部リンク
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