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片岡亀蔵 (4代目)

日本の歌舞伎役者 ウィキペディアから

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四代目 片岡 亀蔵(よだいめ かたおか かめぞう、1961年昭和36年〉9月15日 - 2025年令和7年〉11月24日)は、歌舞伎役者。伝統歌舞伎保存会会員。屋号松島屋、定紋は銀杏丸。本名は片岡 二郎(かたおか じろう)。

概要 屋号, 定紋 ...

人物

父は五代目片岡市蔵。父方の祖父は四代目片岡市蔵。兄は六代目片岡市蔵。妻は元福岡放送のアナウンサー・中村明美東京都出身。青山学院高等部卒業。

師匠は二代目尾上松緑初代尾上辰之助の2人[1]。ギョロッとよく効いた目と一文字の口で錦絵から抜け出たような面長の立派な役者顔、劇場の隅々まで響き渡る圧倒的な声量と天分に恵まれ、実兄・市蔵と共に脇役陣の中心的な存在であった。時代物の敵役で古怪な雰囲気、師匠の松緑・辰之助の薫陶を受けた江戸っ子らしい身のこなしで世話物でも実力を発揮する上、抜群のコメディーセンスで新作でも印象に残る演技は数多い。ワン&オンリーな個性を持つ実力派として芝居を支えていた[2]

2025年11月24日午前4時頃、東京・足立区東伊興の製菓工場を兼ねていた知人宅で滞在中に火災に遭い、3階の焼け跡から心肺停止状態で発見され、病院に救急搬送されたが同日午前5時7分、死亡が確認された[3][4]64歳没。死因は一酸化炭素中毒とされている。

同年12月の京都・南座での吉例顔見世興行では「平家女護島 俊寛」の瀬尾太郎兼康役、「弁天娘女男白浪」の狼の悪次郎役として出演する予定であった[5]

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来歴

  • 1961年9月15日:五代目片岡市蔵の次男として東京で生まれる。
  • 1965年12月:歌舞伎座『忠臣蔵』の天川屋義平の一子・由松で本名の片岡二郎を名乗り初舞台。
  • 1969年11月:歌舞伎座『弁天小僧女男白浪』の丁稚三吉ほかで四代目片岡亀蔵襲名
  • 1995年:名題昇進。
  • 2025年11月24日:滞在していた友人宅の火災により急逝。

受賞歴

  • 1967年、1993年 国立劇場奨励賞
  • 1995年、1999年 歌舞伎座賞
  • 1998年 眞山青果賞助演賞
  • 2001年 重要無形文化財(総合認定)に認定され、伝統歌舞伎保存会会員となる[6]
  • 2006年 国立劇場優秀賞

出演

舞台(主な演目)

テレビドラマ

  • ねずみ小僧次郎吉~勢揃い菊五郎劇団!!世直し義賊大奥秘話(TBS、1992年12月25日)[7]

人物・逸話

公称身長174cm・体重70kg(※2006-2015年当時)・O型。 舞踊音曲の師匠:音曲は常磐津紫弘。 好きな食べ物:ナイルレストランのムルギランチ。 好きな色:赤。私の宝物:学校時代からの友達。 趣味:映画、DVD鑑賞、美術館巡り。今いちばん欲しいもの:時間。 好きな映画作品:『ゴッドファーザー』『ゾンビ』[9]

参考文献

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脚注

外部リンク

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