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甲州夢小路

日本の山梨県甲府市の江戸時代から昭和時代初期までの甲府城城下町を再現した観光地 ウィキペディアから

甲州夢小路map
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甲州夢小路(こうしゅうゆめこうじ)は山梨県甲府市江戸時代から昭和時代初期までの甲府城城下町を再現した観光地。運営管理は宝石装飾業の「タンザワ」が行なっている。

概要 甲州夢小路, 施設情報 ...

概要

元々甲府は甲府城を中心に城下町が広がっており、また明治時代に県令(現在の山梨県知事に相当)の藤村紫朗が指導して造られていた藤村式建築をはじめとする擬洋風建築物が多く建てられていた。小江戸の一つと称されていた甲府の街並みは甲府空襲によって灰燼と化し、戦後は復興優先の政策やモータリゼーション化による道路拡幅・整備によって空襲前の街並みは失うことになった。

一方で2000年代に入ると甲府市中心市街地活性化基本計画が策定され、甲府駅北側に存在した甲府機関区(現在の新鶴見機関区甲府派出)の跡地についても駅前広場の拡張をはじめ旧睦沢学校の移設や甲府城山手御門の復元など昔ながらの甲府市街地の再現が行われていた中で、江戸時代に甲府城城下町の住民に時刻を知らせていた「時の鐘」や先述の藤村式建築をはじめとした擬洋風建築物などかつて甲府市に存在した建物を再現し、新たな観光施設および市街地活性化の拠点とする構想が生まれた。

設計は甲州市のスタジオ・ベルナ[1]、施工は長田組土木[1]が行ない、2010年頃オープンを予定していたが用地買収の遅れなどで[2]2012年春に着工し、2013年オープンを迎えている。

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施設

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時の鐘
時の鐘
寛文年間に現在の中央地区に建てられ、その後愛宕町へ移転し火災で焼失するも文化15年(1818年)に再建され、甲府城廃城となった1872年明治5年)まで使われていた鐘楼[3]を再現したものである。
高さは15m[3]と甲州夢小路のランドマーク的役割を持ち、ボタンを押すと20秒後に鐘が鳴るほか、夜になるとライトアップされる。
明治館
明治時代、山梨県各地に建てられていた藤村式建築物を模した建物。1階は山梨県産の果物を使用したドライフルーツ販売所、2階は貸展示場となっている。
小さな蔵の美術館
運営会社であるタンザワが集めた18世紀から20世紀初期のアンティークジュエリーを展示している。なお、この施設のみ入館料が発生する。
甲州酒ノ蔵
甲府市にあった酒蔵を再現した建物で、甲州ワインなどの販売を行なっている。

アクセス

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甲州夢小路と甲府駅。2016年11月撮影。
  • 甲府駅北口より徒歩3分

関連項目

2025年4月19日に甲府駅南側にオープンした施設。運営、設計、建設は夢小路と同じである。但し夢小路は江戸から昭和初期にかけての街並みの復元に対し、花小路は小江戸と呼ばれていた江戸時代の街並みに特化しており、建設の経緯も異なる。

脚注

外部リンク

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