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男の娘キャラクターの一覧

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男の娘キャラクターの一覧
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男の娘キャラクターの一覧(おとこのこキャラクターのいちらん)では、二次元のフィクションに登場する「男の娘」キャラクターについて述べる。

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男の娘キャラクターの分類イメージ。

「男の娘」が登場する作品は、漫画・ライトノベル・アニメ・ゲームといったサブカルチャー全領域で見られる[1][2]。「男の娘」とは何かということについては、「少女のような外見をした少年」を意味するという一定の共通認識は成立しているものの、使用者により「女の装いをしてもしなくても少女のように見える少年」[3]「きれいな女装少年」[4]のような違いが生じている。ライターの宮本直穀は、「作品の受け手にとって女の子っぽさが可愛らしい少年」程度の理解で充分であるという趣旨を述べている[5]

「男の娘」キャラクターの起源については諸説あり、例えば江口寿史ストップ!! ひばりくん!』(1982年)の大空ひばり[6]や、対戦型格闘ゲーム『GUILTY GEAR XX』(2002年)のブリジット[7]がそうだという意見がある。しかし、このタイプのキャラクターが本格的に注目を集め出したのは2005年ごろのことである[8]。その切っ掛けは、同年に発売されたアダルトゲーム『処女はお姉さまに恋してる』の主人公・宮小路瑞穂と、同『はぴねす!』のサブキャラクター・渡良瀬準の2人であった[8]。この2人は多くの専門家により、「男の娘」の歴史における、エポックメーキングなキャラクターであると見なされている[8][9]。瑞穂は祖父の遺言でお嬢様学園に女装して編入し、文武両道に英才を発揮して全校生徒の人気を集め、「エルダー(お姉さま)」に担ぎ上げられる[10]。準は主人公をサポートするサブキャラクターながら、女装姿で小悪魔のような魅力を発揮し、物語を牽引していく[11]。美術評論家の暮沢剛巳は、両者のこのような設定上の差異から、「男の娘」キャラクターが意外と豊富なバリエーションを持っていることがわかる、と述べている[12]

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漫画

要約
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成人向けの作品も含む。

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ライトノベル

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アニメ

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コンピューターゲーム

アダルトゲーム

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全年齢向けゲーム

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その他

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分類

要約
視点

初期の「男の娘」キャラクターはアイドルや歌舞伎の女形などのシンプルな理由で女装していることが多かった。その後作品数が増えるにつれ、そのキャラクターは何故女装しているのかという詳細な設定・差別化が求められるようになった[250]

「男の娘」キャラクターを分類する試みがなされている。『女装少年ゲーム大全』(2011年、ミリオン出版)は、受け身なオトコの娘・積極的なオトコの娘・ショタっこ・トランスセクシュアル・潜入系の5タイプを挙げている[251]。例えば「受け身なオトコの娘」とは、男性にとっての理想の女性像が反映される傾向のある、清楚で従順なキャラクターであり、周囲の圧力で強制的に女装させられている状況がしばしば付随するものであるとしている[252]。ライターの来栖美憂はキャラクターの内面と置かれた状況を独立に扱い、乙女/少年度・自発/強制度(あるいは心の女性度の高低・女装頻度の高低)を両軸で評価するグラフで傾向別の分布を示している[253][254]。例えば、大空ひばりや有栖川桜は、積極的に女装している・内面も女性らしいタイプであり、『ブロッケンブラッド』の守流津健一は強制的に女装させられた・少女らしいところのまったくないタイプ、『放浪息子』の二鳥修一は女性らしさは大空ひばりと同程度ながら・その女装はわずかに強制されたもの、といった具合である[253]

漫画評論家の永山薫は、個々の作品の差異を無視して一括する議論は不毛ではあるとしつつ、次のような観点を提示している[255]

そして、これらが複合的に「男の娘」の物語を構成しているとしたものである。例えば『もやしもん』の結城蛍は日常女装・変装として描かれているが、コスプレとも解釈でき、抑圧された同性愛傾向も読み取れるという[255]

また、吉田悟郎の漫画作品『オトコの娘ラヴァーズ!!』(2013年)は、定番の台詞として「これがボク…?」「ボク、男だけどそれでもいいの?」などを挙げている[256]。また、「男の娘地雷」というものもある。「男の娘」というふれこみであったながら、最終的には本当の女の子だということが判明し、読者をがっかりさせるというものである[257]

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要約
視点

専門誌『わぁい!』(2010年4月24日 - 2014年2月25日)では、読者アンケートに対する回答に基づき、「男の娘」キャラクターの人気ランキングを作成していた。設問は「好きなオトコの娘キャラクターを一人お書き下さい」であり、読者が任意に記入して回答する方式であった[258]

総集計

全15回中、第1回から第10回(2010年4月24日 - 2012年8月25日実施分)までの回答の総集計がなされており、次のような結果になっている[259]

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各回

各回の結果は以下のとおりである。

さらに見る Vol, 発売日 ...
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脚注

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参考資料

関連項目

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