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男女共同参画センター横浜
横浜市の男女共同参画拠点施設 ウィキペディアから
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男女共同参画センター横浜(だんじょきょうどうさんかくセンターよこはま、愛称:フォーラム)は、神奈川県横浜市戸塚区にある横浜市の男女共同参画拠点施設である[4]。1988年に「横浜女性フォーラム」として開館し、2005年に現名称に改称された[1]。相談・講座・情報提供(専門図書室)・施設提供等を通じて、市民および事業者の取組を支援する[3][5]。公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が指定管理者として、横浜市内3館(横浜・横浜南・横浜北)を管理運営し[3][5]、本館はその中心館としての機能を担っている[4]。
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概要
男女共同参画社会の実現を目的として横浜市が設置した市民利用型施設であり、相談事業、情報提供、就労支援、市民や団体活動の支援などを行っている[5][6]。館内には専門図書館「情報ライブラリ」や女性の起業支援拠点「女性起業UPルーム」のほか、ホール、会議室、和室、音楽室、フィットネスルーム、生活工房などの貸出施設を備える[5][6]。
施設
- 情報ライブラリ(専門図書館):男女共同参画に関する図書・資料を収集・貸出し、漫画・絵本なども所蔵する[7][8]。3館合計で約6万8千点(2019年時点)を所蔵し[6]、3館の蔵書は相互に取寄せ・貸出・返却が可能である[9]。毎月テーマを設定した企画展示も実施している[8]。
- 女性起業UPルーム:女性の創業や経営に関する相談・セミナーを行う支援拠点[10]。
- 子どもの部屋:講座や施設利用時に子どもを預けることができる一時保育室[11][9]。
- 活動交流コーナー:市民や団体の交流・情報交換のためのスペース[6]。
- ホール・会議室等:講演会や発表会などに利用できるホール(380席)[12][13][14]のほか、セミナールーム、会議室、和室、音楽室、フィットネスルームなどを市民に貸出している[1][6]。調理・工作に対応する設備を備えたオープンスペース「生活工房」も設置されている[15]。
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事業
- 情報事業
専門ライブラリの運営、資料・情報の収集提供のほか、テーマ別展示やレファレンスサービスの提供などにより情報発信を行う[6][16]。
- 講座事業
- 就業・起業支援や暮らし、健康、DVやハラスメントなどに関する講座・セミナー[5][17][18]、展示を行う[19][20]。市と連携し若年層向けデートDV防止の出前講座も実施している[21][22][23]。
- 「女性起業UPルーム」:経営・創業相談・セミナー等[10]。2007年に同室を開設し、「女性起業家たまご塾」等で起業家を育成している[15][24][25]。
- 相談事業
- 「心とからだと生き方の総合相談」(電話・面接):日常生活の困りごとや家族・職場の人間関係、DV等に対応する相談窓口[26][27][28][29]。
- 「女性としごと 応援デスク」:女性の再就職や転職、職場の人間関係やハラスメントなどの総合相談窓口[6][30]。
- 自助グループの募集・支援[26][31]。
- 横浜市の性的少数者支援事業「Friend SHIP よこはま」の交流スペースが当館を会場として定期的に開催されている[32][33]。
- 市民協働支援
市民協働・連携事業を行い、文化活動や草の根活動の拠点機能を担う[15][31]。市民グループによる企画の具体例には、子育て世代の父親向け企画や、がん経験者の当事者団体による表現活動などがある[6]。
横浜市男女共同参画センター
横浜市内には3館の男女共同参画センターがある[3][34]。
- 男女共同参画センター横浜(フォーラム、戸塚区) - 「横浜女性フォーラム」として1988年に開館。
- 男女共同参画センター横浜南(フォーラム南太田、南区) - 「横浜市婦人会館」として1978年に開館。
- 男女共同参画センター横浜北(アートフォーラムあざみ野、青葉区) - 横浜市民ギャラリーあざみ野との複合文化施設として2005年に開館。
横浜市男女共同参画推進協会
男女共同参画センター横浜を含む横浜市内の3センターは、指定管理者制度に基づき公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が管理運営を行っている[31][3]。協会の主たる事務所は、本館(神奈川県横浜市戸塚区上倉田町435-1)内に置かれている[35][36]。同協会は横浜市が設置した公益法人であり、市の外郭団体でもある[37][38]。
協会の前身である「財団法人横浜市女性協会」は1987年に発足し、翌1988年に「横浜女性フォーラム」(現・男女共同参画センター横浜)が開館した[31]。その後、1990年代から2000年代にかけて横浜市は3館体制へと整備を進め、同協会が継続して管理運営にあたっている[31]。
歴史
- 1987年10月:「財団法人横浜市女性協会」設立[15][39]。
- 1988年9月:「横浜女性フォーラム」として開館[40][1][21]。
- 1993年7月:「フォーラムよこはま」開館(横浜ランドマークタワー内、2005年4月閉館)[15][40]。
- 2000年4月:「横浜市婦人会館(現・男女共同参画センター横浜南)」の運営を受託[40]。
- 2005年4月:「横浜女性フォーラム」の施設名を「男女共同参画センター横浜」[1]、「横浜市婦人会館」を「男女共同参画センター横浜南」改称[41]。「男女共同参画センター横浜北」が開館[42]。財団法人は、横浜市男女共同参画推進協会に名称変更し、指定管理者として管理運営を受託[40][6]。
- 2011年4月:財団法人から公益財団法人へ移行[15][40]。
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出版・広報
(公財)横浜市男女共同参画推進協会(旧・財団法人横浜市女性協会)の主な刊行物(抜粋)は以下のとおり[15][43]。
広報誌
書籍・冊子
- 『アリーテ姫の冒険』— 当時の横浜女性フォーラムの監修により刊行(学陽書房、1989年)[43][45]
- 『女性施設ジャーナル』 vol.1-8 (横浜女性フォーラム:編集、1995 - 2003年、学陽書房)[15][43]
- 『アリーテ姫の冒険』— (公財)横浜市男女共同参画推進協会の監訳により復刊(大月書店、2018年)[46][47][48]
- 『DVにさらされる子どもたち』(翻訳企画、2004年、金剛出版)[15][43]
- 『女と男のBOOKナビ』— スタッフによる神奈川新聞での4年間の連載「女と男のブックナビ」をまとめたもの(2007年)[15][49]
- 「公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会 設立30周年記念誌 未来へのタネをまく」(2017年)
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所在地・アクセス
脚注
外部リンク
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