白糠丘陵

白糠丘陵（しらぬかきゅうりょう）は、北海道南東部にある丘陵。釧路総合振興局と十勝総合振興局の境界を成す丘陵であり、南北に約50kmの長さを持つ。北は雌阿寒岳に連なる山地、東は釧路平野、西は十勝平野に接し、南は太平洋に臨む。

白糠丘陵
白糠丘陵西部を流れる[1]浦幌川流域周辺
所在地	日本 北海道
位置	北緯43度12分30秒 東経143度47分51秒
最高峰	ウコタキヌプリ（747 m）
プロジェクト 山

概要

第三紀末から第四紀初めにかけ侵食が進み、いったん平坦な地形に変わったのち地盤が隆起し、侵食が復活した。

地質は第三紀層が大部分を占めており石炭を産出するため、雄別炭鉱や庶路炭鉱、上茶路炭鉱、尺別炭鉱、浦幌炭鉱といった数多くの炭鉱を有したが、1970年（昭和45年）までに全て閉山した。

白糠丘陵を構成する山岳

北部山岳より記す。小数点以下が記載された座標は最高点に位置する三角点の座標。三角点の等級は本来漢数字であるが、再配列可能な表のためアラビア数字で表記している。

全ての座標を示した地図 - OSM	表示

名称	標高	三角点	点名	位置	源流
ウコタキヌプリ	747 m	--	--	北緯43度12分31秒 東経143度47分51秒	六の沢川 ルウクシチャロ川 パウシ川 ロンメイ川
雨後滝山	745.1 m	1等	雨後滝山	北緯43度12分16秒 東経143度47分37秒	稲牛川 本別川 アツキ川
滝ノ上山	567.5 m	1等	滝上山	北緯43度09分38秒 東経143度59分19秒	--
義経山	294 m	--	--	北緯43度07分22秒 東経43度38分02秒	--
ユケランヌプリ	721.3 m	2等	雪乱山	北緯43度05分16秒 東経143度46分17秒	音別川 ポンオンベツ沢川 ソウオンベツ沢川
鍛高山	395 m	--	--	北緯43度05分02秒 東経144度00分29秒	タンタカ沢 石の花川
幌内山	279.7 m	1等	幌内山	北緯43度05分07秒 東経143度34分45秒	--
川流布山	634.3 m	3等	川流布山	北緯43度04分52秒 東経143度43分26秒	川流布川
霧裏山	612.6 m	1等	霧裏山	北緯43度00分59秒 東経143度43分17秒	チャンベツ川 ムリ川 ポンリニナイ沢川
馬髭岳	568.3 m	3等	馬鬣ヶ嶽	北緯42度58分21秒 東経143度43分44秒	オタコブシ沢川 六号沢川 ソウウンベツ川
留真山	421.2 m	2等	留心山	北緯42度55分18秒 東経143度41分11秒	留真温泉

主な河川

• 阿寒川
  • 舌辛川
• 庶路川
• 茶路川
• 音別川
  • ムリ川
• 浦幌川
• 下頃辺川^[1]
• 十弗川^[1]
• 本別川^[1]

施設

• 道東林道
• 庶路ダム
• 留真温泉