相模屋太兵衛

相模屋 太兵衛（さがみや たへえ、生没年不詳）とは江戸時代の江戸の地本問屋。

来歴

本屋^[1][2]と号す。寛文から宝永年間に本町四丁目^[3]、通り油町^[3][4]、榑正町^[3]において地本問屋を営業している。主に浄瑠璃本、石川流宣の本を出版している。

作品

• 『楊貴妃物語』1663年。https://dl.ndl.go.jp/pid/2541058。^{[注釈 1]}（寛文3年）
• 石川俊之 作・画『江戸図鑑綱目 乾』1689年。https://dl.ndl.go.jp/pid/2542776。（元禄2年）
• 石川俊之 作・画『江戸図鑑綱目 坤』1689年。https://dl.ndl.go.jp/pid/2542777。（元禄2年）
• 『日本海山潮陸図』1691年。https://dl.ndl.go.jp/pid/2542933。（元禄4年）
• 石川流宣 『吉原太夫揃』 宝永6年（1709年）

注釈

1. 本書は6段の構成と段初の「さる間」の語などに浄瑠璃の痕跡を残すが、書物の版式は通常の浄瑠璃本とは異なり、書型、挿絵、本文の字様など、通常の仮名草子の形態を持っている（国会図書館デジタルコレクション「楊貴妃物語」の解題・抄録）。