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神島型敷設艇
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神島型敷設艇(かみしまがたふせつてい)は、日本海軍の敷設艇[5]。同型艦2隻[9]。うち1隻は復員輸送艦として戦後竣工した。

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概要
1944年(昭和19年)秋になると敷設艦艇の喪失に本土周辺の機雷敷設が加わり、敷設艦艇を至急充当する必要があった[5]。そこで戦時標準船を買収し敷設艦に改造(後の「箕面」[10])、敷設艇は十数隻が必要とされた[5]。建造番号は1801番から1809番(9隻分)が割り当てられ[4]、うち3隻を緊急に建造することになった[5]。1隻は建造中止となり結局2隻が1945年(昭和20年)2月に起工された[11]。1番艇神島は同年7月に竣工しまもなく終戦、2番艇粟島は戦後に復員輸送艦として竣工し[11]、戦局に寄与することはできなかった。
艦型
艦型は平島型敷設艇(測天型敷設艇[11])をタイプシップとし構造、艤装とも簡易化とされた[5]。すなわち船体は線図に直線を多用し[5]、キャンバー無し、シアーも艦首に直線的に付した以外は無かった[12]。上構も出来るだけ簡易化され、煙突も六角形となっている[11]。
主機はマン式ディーゼルの在庫品1隻分を当て(「粟島」に搭載)[6]、残りは当時の丙型海防艦用に量産されていた艦本式ディーゼルを搭載した(「神島」他1隻)[8]。このため艦本式ディーゼル搭載艦の速力は(平島型の20ノットから)16.5ノットに落ちている[8](「粟島」は19.5ノット[6])。
平島型が船団護衛のために航続力(計画は14ノットで2,000カイリ)を伸ばす必要が生じたため、本型では計画から航続力を14ノットで3,000カイリとした[8]。
兵装は、従来の8cm高角砲に代わり仮称五式(ボーフォース)40mm単装機関砲が2基装備された[8]。機銃は当時の平島型に増備された数を基準に搭載した[8]。『終戦時の日本海軍艦艇』によると25mm連装機銃2基、同単装3挺の計画だったが、連装1基と単装4挺が追加されたという[12]。電探は13号、22号各1基を装備[8]。ソナーは九二式水中聴音機1基、三式二型探信儀1組を装備するなど、最新型を一通り装備した[8]。
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同型艦
脚注
参考文献
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