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第5回東京音楽祭
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第5回東京音楽祭(だいごかいとうきょうおんがくさい、5th Tokyo Music Festival)は、5回目の『東京音楽祭』である。1976年6月27日、帝国劇場にて世界大会が開かれ、ナタリー・コール(アメリカ)がグランプリに輝いた。
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概要
司会者
スペシャルゲスト
ゲスト
- サムシング・スペシャル(ゲストパフォーマンスショー)
サムシング・スペシャルは6人組のソウルトレインダンサーの初代パフォーマンス集団。来日後78年には「恋はゲット・レディー」でレコードも出しており日本発売もされている。プロデュースはサトシ・ハッスル・ホンダ。なおこの78年時点でのメンバーは5人。
審査員
- 服部良一(審査委員長)
- 蘆原英了(音楽評論家)
- 岡野弁(ミュージックラボ編集長)
- ネルソン・リドル(アレンジャー)アメリカ
- ジュリエット・グレコ(シャンソン歌手)フランス
- デボラ・ラフィン(女優)アメリカ
- アウグスト・アウゲロ(FIDOF名誉会長)スペイン
- ダニー・オドノヴァン(ダニーオドノヴァンエンタープライズ社長)イギリス
- サルヴァトーレ・T・キャンティア(MCAミュージック社長)アメリカ 他
世界大会エントリー
出場順はトップバッターがルーファス。出場曲全曲が日本発売されている。
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エピソード
- ルーファスはチャカ・カーンがボーカルを担当。またルーファス&チャカ・カーンは5月には一時「来日は無理」と発表されていた[2]。トップバッターを飾ったルーファスは、ボーカルのチャカ・カーンがインディアンスタイルで登場。チャカ・カーンは初来日である。
- ナタリー・コールが大賞を獲得。涙ぐみながら「亡き父ナット・キング・コールに一番知らせたかった」とコメントした。海外、特にアメリカではグラミー賞的なイベントが多く、東京音楽祭のような生で歌ってその場でグランプリが決定するという経験がほとんどなかったため、「感動もひとしお」と語っていた。
- 白いハンカチーフを片手に歌う独特のパフォーマンスで歌唱したナタリー・コールは、リハーサルの仕上がりが非常に良好で、他の出演者の顔を曇らせた。インタビューで大会後8月にキーボード奏者ケビン・ナンスとの結婚を予定していたが来年の春になるかも、と答えている。
- ポインター・シスターズは、参加曲は音楽祭当日のリハーサルが初めての歌唱で、振り付けはその楽屋で考えられた、と答えている。その数ヶ月後のアルバムに挿入された。6月29日のナタリーのコンサートには、飛び入り出演している。
- ヴェロニク・サンソンの参加作品は、音楽プロではない姉ヴィオレンヌの作詞作曲によるものである。
- 韓国のキム・サンヒ「ジョイフル・アリラン」は、本国バージョンとは異なるボブ佐久間アレンジのよりポップな仕上がりの曲調で参加、一部は日本語歌唱。日本発売のシングルジャケットは、この東京音楽祭歌唱シーンの写真を使用している。
- 楽屋で仲の良いナタリーとチャカは手を繋いでタバコを吸ったりしてくつろいでおり、ナタリーは蓮柄着物風のゴールドのガウンをまとっていた。授賞式でも二人の抱擁が見られた。初来日のチャカも日本の暖かい人柄がとても居心地が良く帰国したくない、と雑誌FMfanで答えている。
- スー・シフリンは来日中に岡崎友紀への楽曲提供することになり、外国人が作って日本人が歌うというスタイルより、より日本にマッチした作品づくりのために大量の当時の日本のヒット曲レコードを持ち帰っている。二人がレコードジャケットになったアルバムも後に発売された。
- 梓みちよはサイケ調の化粧で、ステージではエジプト舞踊のような横から飛び出てくるパフォーマンスを見せた。
- この大会からカネボウ化粧品CMでヒットした歌手が各回採用されることが多くなった。「Bonjour, お目、目さん。(カネボウ化粧品春のキャンペーン曲第1弾)」のアラン・シャンフォー(4回大会)、「ギンザ・レッド・ウィ・ウィ(カネボウ化粧品'76春のキャンペーンテーマ曲)」のデイヴ(5回大会)、「シャンテ・シャンテ・ピンキッシュ(カネボウ春のキャンペーンテーマ曲)」のジュリー・バタイユ(6回大会)、「サマー・チャンピオン(カネボウ化粧品キャンペーン曲)」のセルジオ・メンデス(8回大会)、「君にクラクラ(カネボウ化粧品キャンペーン曲でこの曲で参加)」のSKY(10回大会)などがある。またもうひとつの国際音楽祭・ヤマハ世界歌謡祭でグランプリのティナ・チャールズも「Oh!クッキーフェイス」で77年カネボウ化粧品キャンペーンソングを歌っている。
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世界大会出場以外の国内大会参加アーティスト
5月30日、日比谷公会堂[2]。
- レイラ「サマー・エンジェル」
- 他多数
6月20日、中野サンプラザ[2]。
- 他多数
ゲスト:布施明とグラス・ホッパーズ
脚注
関連項目
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