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算木用数字
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算木用数字(さんぼくようすうじ、英語: Counting Rod Numerals)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
古代中国において計算(籌算)に用いられた、算木という計算用具で数を表した数字や、画線法など、複数の線を用いて数を表現したものが収録されている。
Unicodeのバージョン5.0において初めて追加された。
収録文字
要約
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小分類
このブロックの小分類は「算木の単位」(Counting rod units)、「漢字の画線法」(Ideographic tally marks)、「西洋の画線法」(Western tally marks)の3つとなっている[1]。
算木の単位(Counting rod units)
この小分類には古代中国において計算(籌算)に用いられた、算木という計算用具で数を表した数字が収録されている。
5進法で、縦線が奇数桁を、横線が偶数桁を表す。
なお、本来算木は赤色では正の数を、黒色では負の数を表すが、色の情報はUnicodeの取り扱い範囲の外にあるため、Unicode上では表現することができない。
漢字の画線法(Ideographic tally marks)
この小分類には画線法と呼ばれる、「正」の字を用いて数を表現したものが収録されている。
西洋の画線法(Western tally marks)
この小分類にはヨーロッパ、北米及びその他の地域で広く使用されている[3]、西洋圏において最も一般的な画線法の数字が収録されている。
漢字の画線法と同様に5進法であり、fence tally marks(柵の画線法)[1]やBarred-Gate Tally Mark System(閂と門の画線法)[3]とも呼ばれている。
なお、南米ではこれらとは更に異なる、四角と対角線を用いた5進法の画線法を用いている[3]が、こちらはUnicodeに未登録である。
文字コード
| 算木用数字(Counting Rod Numerals)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
| U+1D36x | 𝍠 | 𝍡 | 𝍢 | 𝍣 | 𝍤 | 𝍥 | 𝍦 | 𝍧 | 𝍨 | 𝍩 | 𝍪 | 𝍫 | 𝍬 | 𝍭 | 𝍮 | 𝍯 |
| U+1D37x | 𝍰 | 𝍱 | 𝍲 | 𝍳 | 𝍴 | 𝍵 | 𝍶 | 𝍷 | 𝍸 | |||||||
注釈
| ||||||||||||||||
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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