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興福寺 (長崎市)
長崎県長崎市にある黄檗宗の寺院 ウィキペディアから
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興福寺(こうふくじ)は、長崎県長崎市寺町(てらまち)にある、日本最古の黄檗宗の寺院。山号は東明山。山門が朱塗りであるため、あか寺とも呼ばれる。

歴史
1624年(寛永元年)に中国僧の真円により創建された日本最初の唐寺である。崇福寺・福済寺とともに長崎三福寺の一つに数えられる。本寺には、福建省・浙江省・江蘇省出身の信徒が多いため、媽祖堂も置かれていて[1]、南京寺とも称せられた。黄檗宗の開祖隠元隆琦ゆかりの寺院で、本堂にあたる大雄宝殿は国の重要文化財に指定されている。
福建省出身である隠元が黄檗宗・インゲンマメなど様々な文化を日本に伝えたことを縁として、黄檗文化交流が行われている[2][3]。
鐘鼓楼
鐘鼓楼は1962年(昭和37年)に長崎県指定の有形文化財に指定されたもので、重層に梵鐘と太鼓を置くものとなっている。しかし梵鐘自体は太平洋戦争中に供出されており、戦後も梵鐘は設置されないままであった[4]。
2019年(令和元年)に福建省のトップにあたる于偉国が興福寺を視察した際、梵鐘が失われたままであることを知り、于が新しい梵鐘の寄贈を提案した。新しい梵鐘は中国国内で製造され、2021年(令和3年)2月に興福寺へと届けられ設置が行われた[2][3]。
歴代住持
- :
- 第9代 - 竺庵浄印(じくあんじょういん)
文化財
重要文化財(国指定)
- 大雄宝殿 - 寛永9年(1632年)に2代如定が建立した最初の堂は大火で焼失し元禄2年(1689年)に再建された。慶応元年(1865年)暴風で大破し明治16年(1883年)に修復された。
- 旧唐人屋敷門(長崎市の所有)
- 旧唐人屋敷門
県指定有形文化財
- 山門
- 媽姐堂(天海司命堂)
- 鐘鼓楼
- 瑠璃燈
- 三江会所門
- 中島聖堂遺構大学門(長崎市所有)
- 黄檗開祖国師三幅対
- 中島聖堂遺構大学門
市指定有形文化財
県指定史跡
- 境内[7]
脚注
関連項目
外部リンク
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