トップQs
タイムライン
チャット
視点
浙江省
中華人民共和国の省 ウィキペディアから
Remove ads
浙江省(せっこうしょう、チョーチアンしょう、中国語:浙江省、拼音:Zhèjiāng Shěng、英語: Zhejiang)は、中華人民共和国の省の一つ。略称は浙(せつ)。華東地区中部に位置し、東シナ海に面す。省都は杭州市。浙とは省内最大の河川・銭塘江を指す。銭塘江は蛇行が激しいことから曲江(きょっこう)、之江(しこう)、折江(せっこう)、浙江などと呼ばれてきた。
Remove ads
地理
北に江蘇省と上海市、西に安徽省と江西省、南に福建省と接する。東は東シナ海に面する。銭塘江が流入する杭州湾は古来より交易で栄え、沿海には舟山列島など約2千の島々が散らばり、中国で最も島嶼が多い省である。内陸は丘陵地帯となり、天台山、四明山、天目山などが連なる。北部の湖州市にある安吉県は竹の産地で有名であり、映画グリーン・デスティニーの竹林のシーンも安吉の中国大竹海で撮影された。また紹興市は、紹興酒の産地で有名である。
歴史
春秋時代の越国であり、戦国時代には楚に属した。秦始皇帝によって統一され、会稽郡が設置された。漢代には揚州に属し、三国時代には呉の領域に入った。唐代に浙江東西両道が置かれて、浙江の名が始まった。五代十国時代には杭州を都とする呉越国が成立した。北宋が南渡して臨安(杭州)は南宋の都となった。元代に浙江行省が設置され、明には浙江布政司、清代に浙江省が成立した。この地の7000年前のカボト遺跡からは水田の跡が見つかっており、その籾のDNAはジャポニカであることから、この長江沿いの地域は日本の稲作伝来ルーツ地と見なされている[1]。
行政区画
11地級市の下に下級行政単位である37市轄区、19県級市、32県、1自治県を管轄する。
経済
中国の沿海諸省のなかでも最も先進的な省のひとつである。とくに省政府が主導する公共インターネット網はよく整備されている。
省東部の杭州湾を縦断して寧波と嘉興を結ぶ世界最長の杭州湾海上大橋が2004年6月に着工し、2008年5月1日に開通した。
2012年の浙江省生産総額(GDP)は対前年比増の32,000億元で、省・直轄市別では広東省、江蘇省、山東省に次ぐ中国国内第四位となった。2012年度の一人当たり生産総額は対前年比増の63,266元。
2019年の浙江省生産総額(GDP)は60,000億円を突破した。
教育
文化
観光
友好提携・交流自治体
出典
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads