芦北町立佐敷小学校

芦北町立佐敷小学校（あしきたちょうりつ さしきしょうがっこう）は、熊本県葦北郡芦北町にある公立の小学校。

芦北町立佐敷小学校
校門 校庭
北緯32度18分27秒 東経130度30分07秒
過去の名称	（啓微堂） 公立佐敷小学校 尋常佐敷小学校 佐敷尋常小学校 佐敷尋常高等小学校 葦北郡佐敷町佐敷国民学校 佐敷町立佐敷小学校 葦北町立佐敷小学校
国公私立の別	公立学校
設置者	芦北町
併合学校	芦北町立田川小学校 芦北町立大尼田小学校 芦北町立計石小学校 芦北町立吉尾小学校 芦北町立海路小学校 芦北町立海路小学校上原分校 芦北町立佐敷小学校伏木氏分校
設立年月日	1872年（明治5年）
共学・別学	男女共学
分校	伏木氏分校（1905年-2022年）
学期	3学期制
学校コード	B143210002212
所在地	〒869-5451 熊本県葦北郡芦北町道川内31番地
外部リンク	公式サイト
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校

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伏木氏分校

概要

歴史

1872年（明治5年）創立。現校名となったのは1970年（昭和45年）。2022年（令和4年）に創立150年を迎えた。

学校教育目標

「自分のため、人のために考動する笑顔いっぱいさしきっ子」

校章

桜の花弁・葉そして旭日章を組み合わせたデザインとなっている。

校歌

1962年（昭和37年）制定。作詞は津下正章・金森宏、作曲は岡本敏明による。歌詞は3番まであり、各番の歌詞中に校名の「佐敷中学校」が登場する。

通学区域

芦北町のうち「鶴木山、計石、白岩、花岡、芦北、道川内、乙千屋、伏木氏、佐敷、田川、桑原、八幡、宮浦、松生、大尼田、立川、吉尾、箙瀬、海路、上原」。中学校区は芦北町立佐敷中学校^[1]。

分校

• 伏木氏分校（ふしき）
  • 1905年（明治38年）創立、1995年（平成7年）休校、2022年（令和4年）閉校
  • 所在地（伏木氏分校）- 熊本県葦北郡芦北町伏木氏412番地
    （北緯32度19分32秒 東経130度31分19秒）

沿革

前史

• 1790年（寛政2年） - 細川藩藩校として「啓微堂」が創立。

正史

• 1872年（明治5年）- 啓微堂の施設を継承し「公立佐敷小学校」が創立。初代校長に高藤正名が着任。葦北郡内最初の公的教育機関であった。
• 1874年（明治7年）- 計石分教場、大尼田分教場、白木分教場を設置。
• 1875年（明治8年）- 現在の芦北町社会教育センター所在地（芦北町佐敷206番地1）に校舎を移転。
• 1882年（明治15年）- 白木分教場が分離の上、公立白木小学校として独立。
• 1887年（明治20年）- 小学校令施行により、尋常科を設置の上「尋常佐敷小学校」と改称。葦北高等小学校を併設。現在地に移転を完了。
• 1888年（明治21年）- 葦北高等小学校が「葦北北部高等小学校」と改称。
• 1889年（明治22年）4月1日 - 町村制施行により、葦北郡「佐敷村」が発足。
• 1892年（明治25年）
  • 「佐敷尋常小学校」（尋常科4年）に改称。
  • 計石分教場が分離の上、計石尋常小学校として独立。
• 1893年（明治26年）
  • 「三ヶ村^[2]組合立 芦北中央高等小学校」が設立される。
  • 大尼田分教場が分離の上、大尼田尋常小学校として独立。
• 1897年（明治30年）- 高等小学校の組合を解消。高等科を併置の上、「佐敷尋常高等小学校」（尋常科4年・高等科4年）と改称。
• 1905年（明治38年）- 伏木氏分教場を設置。
• 1903年（明治36年）11月18日 - 町制施行により「佐敷町」となる。
• 1908年（明治41年）4月 - 改正小学校令により、尋常科（義務教育年限）が4年制から6年制に改められる。従来の尋常科4年・高等科4年を「尋常科6年・高等科3年」に改める。
• 1911年（明治44年）- 宮浦分教場を設置。
• 1914年（大正3年）- 校舎を新築。
• 1915年（大正4年）- 高等科を2年制とする。
• 1919年（大正8年）- 敷地内に梅田図書館が完成。
• 1922年（大正11年）- 運動場を拡張。
• 1939年（昭和14年）- 校地を拡張。新校舎および講堂が完成。
• 1941年（昭和16年）4月1日 - 国民学校令施行により、「葦北郡佐敷町佐敷国民学校」と改称。尋常科を初等科に改める。
• 1944年（昭和19年）- 太平洋戦争の激化により分散授業を実施。
• 1947年（昭和22年）4月1日 - 学制改革が行われる（六・三制の実施）。
  • 国民学校初等科は、新制小学校「佐敷町立佐敷小学校」に改組・改称。宮浦分教場を廃止。
  • 国民学校高等科は青年学校普通科とともに、新制中学校「佐敷町立佐敷中学校」に改組・改称。
• 1954年（昭和29年）4月 - 佐敷幼稚園が第四校舎に併設される^[3]。
• 1955年（昭和30年）1月1日 - 葦北郡1町2村の合併により「葦北町立佐敷小学校」と改称。
• 1959年（昭和34年）4月 - 特殊学級を設置。
• 1960年（昭和35年）- 完全給食を実施。
• 1962年（昭和37年）- 校旗および校歌を制定。
• 1964年（昭和39年）- プールが完成。
• 1967年（昭和42年）- 給食センター方式による給食を開始。
• 1970年（昭和45年）11月1日 -「芦北町立佐敷小学校」（現校名）と改称。
• 1972年（昭和47年）4月1日 - 芦北町立田川小学校を統合。
• 1974年（昭和49年）
  • 9月 - 新校舎建設のため、佐敷幼稚園が現・芦北町社会教育センター敷地に一時移転^[3]。
  • この年 - 管理棟および特別教室棟が完成。
• 1975年（昭和50年）
  • この年 - 標準服を制定。
  • 4月 - 佐敷幼稚園が元の場所に復帰^[3]。
• 1976年（昭和51年）- 新校舎および体育館が完成。創立100周年記念式典を挙行。
• 1977年（昭和52年）- 三岳クラブ（水泳・野球・剣道・相撲・サッカー・バドミントン）が発足。
• 1982年（昭和57年）3月 - 敷地内に佐敷幼稚園の新園舎が完成^[3]。
• 1995年（平成7年）
  • 4月1日 - 伏木氏分校を休校とする。
  • この年 - 新プールが完成。
• 2002年（平成14年）4月1日 - 芦北町立大尼田小学校を統合。
• 2007年（平成19年）- 新校舎が完成。
• 2008年（平成20年）
  • 4月 - 佐敷幼稚園が旧・芦北町立海浦小学校跡地に移転^[3]。
  • この年 - 校旗を新調。
• 2012年（平成24年）4月1日 - 芦北町立計石小学校を統合。
• 2020年（令和2年）
  • 7月 - 令和2年7月豪雨により校舎および体育館が床上浸水等の被害を受ける。芦北町立田浦小学校および田浦中学校で授業を実施^[4]。
  • 10月 - 仮校舎および本校舎2階に分かれて授業を再開^[4]。
• 2021年（令和3年）9月 - 体育館・プール・校舎の大規模改修が完了。本校舎での授業を再開^[4]。
• 2022年（令和4年）
  • 4月1日 - 伏木氏分校・芦北町立吉尾小学校・芦北町立海路小学校・芦北町立海路小学校上原分校を統合。
  • この年 - 創立150周年記念式典を挙行。
    • 所在地（佐敷小学校）- 熊本県葦北郡芦北町道川内31番地（北緯32度18分27秒 東経130度30分07秒）

旧・田川小学校（たがわ）

田川小学校跡地

田川小学校跡碑

• 1878年（明治11年）-「公立湯浦小学校 田川分教場」が設置される。
• 1887年（明治20年）-「尋常湯浦小学校 田川分教場」に改称。
• 1889年（明治22年）- 移管により「尋常佐敷小学校 田川分教場」と改称。
• 1892年（明治25年）-「佐敷尋常小学校 田川分教場」に改称。
• 1897年（明治30年）-「佐敷尋常高等小学校 田川分教場」に改称。
• 1905年（明治38年）- 佐敷尋常高等小学校から分離の上、「田川尋常小学校」として独立。
• 1941年（昭和16年）4月1日 - 国民学校令施行により、「葦北郡佐敷町田川国民学校」と改称。尋常科を初等科に改める。
• 1947年（昭和22年）4月1日 - 学制改革により、新制小学校「佐敷町立田川小学校」に改組・改称。
• 1955年（昭和30年）11月1日 -「葦北町立田川小学校」と改称。
• 1970年（昭和45年）1月1日 -「芦北町立田川小学校」（最終名）と改称。
• 1972年（昭和47年）3月31日 - 芦北町立佐敷小学校への統合により閉校。94年の歴史に幕を下ろした。

閉校後

• 2002年（平成14年）11月 - 閉校30年を記念して、地区民により「芦北町立田川小学校跡の碑」が建立される。
  • 最終所在地（田川小学校）- 熊本県葦北郡芦北町田川308番地（北緯32度16分33.5秒 東経130度31分27.2秒）

交通アクセス

最寄りの鉄道駅

• 肥薩おれんじ鉄道線「佐敷駅」

最寄りのバス停留所

• 九州産交バス「白岩」停留所

最寄りの幹線道路

• 熊本県道27号芦北球磨線
• 国道3号
• 南九州西回り自動車道（日奈久芦北道路）「芦北IC」

周辺

• 熊本県立芦北高等学校
• 芦北町立佐敷中学校
• 芦北郵便局
• 肥後銀行佐敷支店
• 明専寺
• 干崎神社
• 金比羅宮
• 白岩菅原神社
• 佐敷川