荒井万里絵

荒井 万里絵（あらい まりえ、1981年12月7日 - ）は、宮城県出身の元フィギュアスケート選手で、1998年長野オリンピックペア日本代表。現在はコーチ兼フィギュアスケート審判員（ペアのISUテクニカル・スペシャリスト^[1]）。東北福祉大学卒。身長 154cm。

経歴

5歳のときにスケートを始め長久保裕に師事する。クラブには荒川静香、本田武史、田村岳斗らがいた。

1997年1月の第65回全日本フィギュアスケート選手権で田村岳斗とのペアを組み優勝を果たす。しかし1997年3月の世界選手権・男子シングルで本田が10位に入り、長野五輪の男子シングル出場枠が2名に増えたことから田村が男子シングル専念を決めたため、ペアを解散。引退予定だった1995年全日本選手権男子シングル優勝の天野真と3月からペアを組み長野オリンピックを目指すことになる。（五輪開催国枠があったため、無条件に1組の出場が可能であった^[2]）

長野オリンピックの選考となった、1997年12月の第66回全日本フィギュアスケート選手権で優勝（ペアの出場は荒井・天野の1組のみ）し、翌1998年2月開催の長野オリンピック・ペア代表選出となった。しかし長野五輪本番では怪我の影響もあってか、ショートプログラム・フリースケーティングの両演技で、ジャンプ（ソロ・スロー共に）の殆どで着氷に失敗、さらにリフト・ペアスピン・デススパイラルなどの必須要素も得点が全く伸びず、出場20組中の20位と最下位に終わった。長野五輪後に天野とのペアを解散、女子シングルに専念。

大学卒業と同時に引退し、現在は仙台の宮城FSCでコーチを務め、国内競技会や国際競技会でテクニカル・スペシャリスト（国際スケート連盟認定の技術審判員）としても活躍している^[3][1]。

主な戦績

シングル

• 1999年 全国高等学校総合体育大会 優勝
• 2000年 全国高等学校総合体育大会 優勝
• 2001年 日本学生氷上競技選手権 優勝
• 2002年 日本学生氷上競技選手権 優勝

シニア

開催日	大会名	クラス	SP	FS	結果
2004年01月28日-02月01日	国民体育大会冬季大会（三沢）	成年女子	7	5	6
2004年01月06日-09日	第76回日本学生氷上競技選手権（宇都宮）	1部女子	1	2	1
2003年12月25日-26日	第72回全日本フィギュアスケート選手権（長野）	シニア	17	15	15
2003年11月01日-03日	第29回東日本フィギュアスケート選手権（ひたちなか）	シニア	4	1	2
2003年10月11日-13日	'03 東北･北海道フィギュアスケート選手権（苫小牧）	シニア	1	1	1

2003-2004 シーズン

開催日	大会名	クラス	SP	FS	結果
2003年01月25日-28日	国民体育大会冬季大会（前橋）	成年女子	5	8	7
2003年01月06日-09日	第75回日本学生氷上競技選手権（苫小牧）	1部女子	6	3	3
2002年12月19日-22日	第71回全日本フィギュアスケート選手権（京都）	シニア	18	16	18
2002年11月02日-04日	第28回東日本フィギュアスケート選手権（野辺山）	シニア	6	8	8
2002年10月12日-14日	'02 東北･北海道フィギュアスケート選手権（八戸）	シニア	1	1	1

2002-2003 シーズン

開催日	大会名	SP	FS	結果
2002年01月26日-29日	国民体育大会冬季大会（北海道）	5	3	3
2001年12月21日-23日	第70回全日本フィギュアスケート選手権（大阪）	12	10	10
2001年11月02日-04日	第27回東日本フィギュアスケート選手権（青森）	2	2	2
2001年10月06日-08日	東北･北海道フィギュアスケート選手権大会（札幌）	2	3	3

2001-2002 シーズン

開催日	大会名	SP	FS	結果
2000年12月08日-10日	第69回全日本フィギュアスケート選手権（長野）	20	19	20

2000-2001 シーズン

ペア

• 1997年1月 第65回全日本フィギュアスケート選手権・ペア 優勝
  • パートナー・田村岳斗
• 1997年12月 第66回全日本フィギュアスケート選手権・ペア 優勝
• 1998年2月 長野オリンピック 20位
  • パートナー・天野真

シニア

開催日	大会名	SP	FS	結果
1997年12月12日-14日	第66回全日本フィギュアスケート選手権（神戸）	1	1	1
1998年02月07日-22日	長野オリンピック（ホワイトリング）	20	20	20

1997-1998 シーズン