トップQs
タイムライン
チャット
視点
蓬萊島 (岩手県)
岩手県大槌町にある島 ウィキペディアから
Remove ads
蓬萊島(ほうらいじま)は、岩手県上閉伊郡大槌町の大槌湾内にある島。ひょうたん形の島で、釜石市の三貫島や瀬戸内海にある瓢箪島とともに『ひょっこりひょうたん島』のモデルと言われる島の1つ[1]。


地理
周囲約200mの小島で、大小2つの丘が連なったひょうたん形をしている。
小さな方の丘には1953年(昭和28年)12月20日に設置された高さ7.4mの大槌港灯台があったが[2]、2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災で根元から倒壊。その後、再建され、2012年(平成24年)12月13日に初点灯した。再建後の灯台は、大槌町在住者からの公募によって選ばれたデザインで、太陽と砂時計をイメージした形をしている。高さは再建前より4m高い11.47mとされている[3][4][5]。
大きな方の丘には、弁天神社があり弁才天像が祀られて、漁民の守り神とされてきた。弁才天像は高さ約50cmで8本の腕を持つ八臂の像である。言い伝えでは近くの浜に流れ着いたものを祀ったとも言われる。東日本大震災では流失は免れたものの、顔が傷つき、衣服が破れたため、修復のための調査が行われている[6][7]。その後、東日本大震災で倒壊した神社の鳥居とともに、修復、再建のための資金集めが行われている[8]。
また、島は1947年(昭和22年)に建設された長さ約340mの防波堤で陸地とつながっていたが、防波堤も東日本大震災で破壊された。現在、2013年(平成25年)内の完成を目指し、復旧工事が行われている[1][9][10]。
Remove ads
歴史
この島は、かつては大槌町漁業協同組合が所有していたが、同漁協は東日本大震災の影響で2012年(平成24年)10月に盛岡地方裁判所に自己破産を申請。島は破産管財人によって管理され、第三者の手に渡る可能性も生じたため、大槌町が2013年(平成25年)8月にもこの島を取得することになった[1]。また同月に記念物登録がなされた[11]。
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads