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観音寺 (四日市市垂坂町)
四日市市垂坂町にある寺院 ウィキペディアから
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観音寺(かんのんじ)は、三重県四日市市垂坂町にある、天台宗の寺院。山号は垂坂山(たるさかさん)。本尊は元三大師。
歴史
弘仁6年(815年)、最澄が聖徳太子自作の薬師如来を安置し、堂宇を建立したのが始まりと伝わる[1]。
延長 6年(928年)延暦寺中興良源の大乗受戒に際し、伊勢国朝明郡の領主船木良見の援助により、垂坂の地に伽藍を建立した。寺域の規模は、現在の観音寺が奥の院にあたり、東西南北におよそ2 kmにもおよぶ壮大なものであり、境内には54の坊や院があり、伊勢天台別院として栄えたと伝わるが、天正3年(1575年)8月、織田信長の軍勢に攻められ焼失している[1][2]。
元禄4年(1691年)桑名藩主松平定重が、郡代野村増右衛門を奉行として再興されたもので、現在の本堂は昭和に新しく建てられているが、山門や鐘楼は往時の姿を今に伝えているという[1][2][3]。明治6年(1873年)に一度廃寺となるが、明治16年(1883年)に復興されて現在に至る。なお、東方向には五島製糸場跡がある。
文化財
重要文化財
三重県指定有形文化財
- 木造誕生釈迦仏立像(1躯) 昭和30年(1955年)4月18日指定[6][7]。
- 木造地蔵菩薩坐像(1躯) 昭和31年(1956年)5月2日指定[8][9]。
- 木造薬師如来立像(1躯) 昭和40年(1965年)6月8日指定[10][11]。
- 絹本著色仏涅槃図(1幅) 昭和32年(1957年)3月29日指定[12][13]。

四日市市指定有形文化財
年中行事
- この節の加筆が望まれています。
アクセス
- 東名阪自動車道 四日市東インターチェンジより南へ約2km
- 近鉄名古屋線 霞ヶ浦駅より北西へ約3km。
参考文献
- 大矢知歴史研究会『歴史のまち ふるさと大矢知』2008年、118・119頁他。
- 冨永航来『東海四十九薬師巡礼』朱鷺書房、2000年、54 - 57頁。
- 四日市市編『四日市市史 第四巻 史料編文化財』1989年、518・519頁他。
- 四日市市編『四日市市史 第五巻 史料編民俗』1995年、787・788頁。
脚注
関連項目
外部リンク
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