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読経
仏教において経典を読誦、または読唱する行為 ウィキペディアから
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![]() | この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2023年2月) |

「どきょう」「どくきょう」「どっきょう」などと読み慣わしている。多くの僧侶が声をそろえて読経する場合は「諷経(ふうぎん)」とも言う。 「読経」は、経文を見ながら読む「読」と、暗唱(暗誦)する「誦」に大別される[1]。この二つを合わせて「読誦」ともいう。
概要
本来の読経の目的は経典を学ぶことであったが、後に修行を目的としても読むようになった[1]。『十誦律』の記述[2]から、釈迦の時代に既に読経に宗教的意義を認められていたと考えられている[3]。
宗教的意義を認められた読経は、音韻を研究する悉曇学や声明へと発展し、読経を専らとする読経僧のうち秀でた僧は能読と呼ばれ僧俗ともに尊敬を集めた[5]。
→詳細は「声明」を参照
経の読み方
清水真澄は読経の代表的な種類として以下の3種を挙げる[6]。

- 直読
- 一部の宗派では「真読」と呼ぶ。漢字の音読みについては、大多数は呉音読みだが、天台宗の阿弥陀経や真言宗の理趣経は漢音で直読し、黄檗宗は唐音で音読するなど例外もある。節回しについては、「雨滴曲」と呼ばれるように最初から最後まで同じリズムで読み通すものと、天台宗の「眠り節」のように「曲節」と呼ばれる節を付けた読み方がある。
- 訓読
- 経文を訓読み(漢文訓読)で読誦する。
- 転読
- 経題と中間の数行と巻末を読み上げることで一巻を読み終わったとする略読の一種。読み終えた折り本をアーチ状に繰るなど儀礼の場で用いられ、所作やどの部分を読むかは宗派によって異なる。修験道や密教の七五三読み[7]も転読の一種と言える。
その他に、外に声を発さず内に響かせ読誦する「無音」や、読誦しながら道場を巡る「行道」、羽黒修験道で行われる経典を後ろから読む「逆さ経」などがある。木魚や太鼓などの打ち物で拍子を取る場合もある[8]。この他に宗派によって認められていない民俗的な読経も存在すると考えられる[9]。
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脚注
参考文献
関連項目
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