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踊ろよ、フィッシュ

山下達郎のシングル (1987) ウィキペディアから

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踊ろよ、フィッシュ』(おどろよ、フィッシュ)は、1987年5月10日 (1987-05-10)に発売された山下達郎通算16作目のシングル

概要 「踊ろよ、フィッシュ」, 山下達郎 の シングル ...
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解説

要約
視点

「踊ろよ、フィッシュ」は後に、アルバム『僕の中の少年』にアルバム・ヴァージョンで収録された。シングル・ヴァージョンは『僕の中の少年 (2020 Remaster)』で初CD化され、ベスト・アルバムTREASURES』と、オールタイム・ベストOPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』には、最後にコーラスがリフレインしてブレイクする、リリースされたものと異なるシングル・ヴァージョンが収録されている。

高気圧ガール[注釈 1]以来4年ぶりの全日空沖縄キャンペーン・ソング[注釈 2]として制作された一連の夏路線最後の曲。山下は「最近はね、CMだからと言って、別にコピーが決まっているわけでもないの。<高気圧ガール>っていうのははじめからあったけど、最近はタイトルも自分で作っているしね。今回の<踊ろよ、フィッシュ>は代理店のスタッフとブレーン・ストーミングしてみんなで決めたから、お互いの主張が入っているんだよ。昔はちゃんとコピーがあって、ヘタすると詞まであった。まあ、僕はCMの業界ではそれなりに実績があるってことかもしれないけど、逆にお任せだとツラいよ」[1]という。また、「(いつもなら派手にする部分が抑えられているとの問いに)そう、いじってないの。あれはね、ダビングはあるけど掛け値なしにシックス・リズム・セクションなの。だから、あれは即ライブで演奏可能なんだよ。で、言ってみればね、『GO AHEAD![注釈 3]の頃の16トラックのダビング数で済んでる。本当は最後のコーラスが12インチっぽくリフレインして、ブレイクしたりするテイクもあるんだけど、それはやめたの。理由は色々あるけれど、そのテイクよりこっちの方がエコーに風が吹いている。だからシングルはシンプルなほうがいいかなと思ったんだよ」[1]と答えている。ただ、今回の企画について山下は「実を言うとね、今回みたいな曲を企画するようになったのは、ちょっと恥ずかしいのね。なんか、もう30歳の人間が<踊ろよ、フィッシュ>でもないかなっていう。でも、ア・カペラ出したから、何やっても大丈夫じゃないかな、勘弁してくれるだろうって。また、こういう時じゃないと出せないし。その意味で、これは自分の声がいちばんキレイに伸びる部分をアピールするような曲なんだ」[1]とも答えている。“夏男”と言われることに抵抗があったにもかかわらず、この曲を発表したことについては「ユーザーが自分に何を求めているかはよくわかるからね。だから、そういう聴かれ方をするのはいいの。ただ、メディアが僕に対して言ってるほどは、僕のレコードを買ってくれる人は、そういう決め付け的な意識はないと思うよ」[1]とし、“リスナーは夏に聴くのに相応しいとは思っているのでは”との問いには「だから、そうであるなら、そのニーズを満足させる義務はあるからね。そう思ってるよ。ただ僕の音楽がリゾート・ミュージックって言われるけれど、別にファッションでやってるんじゃないの。その結果で出てきたものだから、決して作為的に作ったものじゃないんだよね」[1]と答えている。

「YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW」はアルバム『ON THE STREET CORNER 2』からのシングルカットで、アルバム収録曲と同内容。のちにUCC缶コーヒーのCMソングに採用された。ギャンブル–ハフ(Kenny Gamble–Leon A. Huff)の作家チームとともに1970年代初頭に隆盛を極めたフィラデルフィア・サウンドの一翼を担ったトム・ベル(Thom Bell)がスタイリスティックス(The Stylistics)のために書いた作品がオリジナル[注釈 4]。『ON THE STREET CORNER 2』の解説で山下は「1974年のビッグ・ヒットであるというだけでなく、ヴォーカル・グループと作曲家が生み出すアンサンブルの、ひとつの究極のような思いさえいたします」[2]と書いている。シングルの見開きジャケット裏面には、このア・カペラでのカヴァーについての解説が掲載されている。

シングル発売に際し、ジャケットは当初発表されていたデザインから一部変更された。

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収録曲

SIDE A

  1. 踊ろよ、フィッシュ SINGLE VERSION   (4'43")

SIDE B

  1. YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW   (5'04")
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レコーディング

踊ろよ、フィッシュ

山下達郎 : Electric Guitar, Synthesizers, Glocken, Effects & Background Vocals
青山純 : Drums
伊藤広規 : Bass
難波弘之 : Acoustic Piano & Electric Piano
浜口茂外也 : Percussion
土岐英史 : Alto Sax Solo
 
Mixing Engineer : 吉田保

YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW

  • 山下達郎 : All Voices, Instruments & Effects

クレジット

  • PRODUCED BY TATSURO YAMASHITA

リリース日一覧

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収録アルバム

踊ろよ、フィッシュ

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YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW

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「踊ろよ、フィッシュ」カバー

脚注

外部リンク

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