長尾景晴

「長尾景春」とは別人です。

長尾 景晴（ながお かげはる）は、南北朝時代から室町時代前期にかけての武士。古志長尾家初代当主。

凡例 長尾景晴
時代	南北朝時代 - 室町時代前期
生誕	元亨2年（1322年）?
死没	不明
改名	景晴→道継（法名）
別名	景春、秀景
官位	豊前守
主君	上杉憲顕
氏族	古志長尾家
父母	父：長尾景恒
兄弟	長景、景晴、依景、高景、宇佐美氏室
妻	正室：山吉長久娘
子	宗景、房景、景実、宇佐美伯耆守正室

生涯

越後長尾氏の祖である長尾景恒の子。三条城主山吉伊予守長久の娘を正室に迎えた。長尾一族の仲でも特に勇猛の聞こえ高かったと云われる。

信濃川沿いの交通の要衝である蔵王堂の地に、蔵王堂城を築いてそこを拠点とし^[1]、刈羽郡及び古志郡を守護代的権限を以って支配した。しかし、南北朝の動乱期にはここが争奪の舞台となってしまった。

景晴は越後長尾分家の古志長尾家・蔵王堂長尾家の祖となった。兄・長景は上田長尾家の祖となったといわれるが、これを景晴の流れとする系図もある。