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1943改

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1943改』(いちきゅうよんさん・かい)はカプコンより1988年6月にリリースされたアーケード用の縦スクロールシューティングゲーム。正式名称は『1943改 ミッドウェイ海戦』。『1943 ミッドウェイ海戦』(1987年)のマイナーチェンジバージョンとして発売された。

概要 ジャンル, 対応機種 ...

後に家庭用ゲーム機に移植された(#移植版)。

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システム

ステージ数が整理され、16から10ステージに減少された。またデモシーンの書き直しや夕日のステージが存在するなど演出面が強化されている。

8方向レバー、2ボタンで自機を操作し、ショット、メガクラッシュ、宙返りができる。プレイヤーにはエネルギーゲージが存在し、時間とともに減っていくほか、敵弾と体当たりを受けたとき、メガクラッシュを使ったときに減少する。エネルギーはアイテムを取るか、ボスの破壊率が70%以上でステージクリアすると補給できる。なお最終ステージはコンティニューができない。

変更点

  • マイナーチェンジバージョンとして、武器のバランス再調整がされている。前作で強力だった武器は大幅に弱くされ、使い道が無かった武器は強くなった。
  • プレイヤー機がP-38から複葉機に変更されている(機種は明記されていないが、おそらくPT-17がモデル)。
  • 敵機のデザインが空想的なデザインに変更されている。亜也虎に至っては大型フロート付きの水上機となっている。
  • 攻撃目標を撃破したときに飛び散る破片の数が大幅に増加。
  • 編隊を全滅させて出る固定アイテムがエネルギータンクとサイドファイターを除いて無くなった。
  • 武器を取った時の武器エネルギーの増加量が28に増えた。また、最大値も80に上昇した。
  • メガクラッシュで津波及び雷が極めて出やすくなった。(敵弾を封じるかまいたちがでなくなった)
  • 自機の強化に伴って、敵のアルゴリズムも全般的に強化され、大型機や亜也虎が炸裂弾を多用するようになった。加えて耐久力も上がっている。
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各ステージのボス

  • ステージ1:加賀(空母)
  • ステージ2:亜也虎(超大型爆撃機)
  • ステージ3:赤城(空母)
  • ステージ4:大飛龍(大型爆撃機群)
  • ステージ5:伊勢(戦艦)
  • ステージ6:亜也虎(超大型爆撃機)
  • ステージ7:山城(戦艦)
  • ステージ8:亜也虎(超大型爆撃機)
  • ステージ9:長門(戦艦)
  • ステージ10:大和(戦艦)

移植版

さらに見る No., タイトル ...
PCエンジン版
ファミコン版の『1943』同様、敵戦艦の名称(アヤコ除く)が『三国志』の武将名に変更されている。本作はアーケード版の構成に準拠の7ステージに加え、PCエンジン版の独自仕様として「水上要塞」「アヤコ改」「装甲列車」「トウタク改」などオリジナルのボスが登場する新ステージが追加されている。なお、これらの新ステージでは自機の武装の当たり判定が強化される一方で、敵キャラクターのアルゴリズムや攻撃方法などがそれ以前のステージのものと大きく異なるため、クリアするには新たな攻略パターンが必要とされるなど、アーケード版と比較すると「別のゲーム」と言っても差し支えないほどの大幅なアレンジが施されている。なお、アーケード面とオリジナル面の間にはジェットエンジンを搭載するデモシーンが流れる。
PlayStation版
1942』(1984年)、『1943』(1987年)と共にPlayStation版およびセガサターン版『カプコンジェネレーション 第1集 ~撃墜王の時代~』に収録。
PlayStation 2、PlayStation Portable版
2006年発売の『カプコン クラシックス コレクション』に収録(『1942』『1943』も含む)。
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音楽

  • リニューアルに伴い、BGMの殆どが差し替えられた。前作は軽快なテンポの曲が多かったのに対して、本作は渋めの曲が増えている。また、前作の曲の流用もあるが、再編曲されており、雰囲気が少し異なるものになっている。
  • 亜也虎3機と大和(艦隊戦)には専用の曲が当てられるようになった(亜也虎の前2機は前作のアレンジ)。
  • ステージ削減により、未使用になったBGM(艦隊戦B)が存在する。これはサービスモードのサウンドテスト等で聴く事が出来る他、PCエンジン版の艦隊戦にも再利用されている。

スタッフ

アーケード版
  • デザイナー:POO(船水紀孝)、DECHIKUN
  • プロデューサー:KIKAJI O.(岡本吉起
  • キャラクター・デザイナー:佐藤直子、MIKI CHAN、KAWAMOYAN(河本憲孝)、AHO NO SAKATA
  • 音楽&SFX:坂口義弘
  • 追加音楽:民谷淳子(ステージ1-1)、松前真奈美(ステージ1-2)、藤田晴美(ステージ2-2、3-1)
  • ハードウェア:PUNCH KUBOZOO、JUMBO SAITO
  • プログラミング:BLBON
PCエンジン版
  • プログラム:落合雄一
  • デザイン:BLUE BIRD
  • 音楽:松下寿志、森島大祐
  • スペシャル・サンクス:OTAKA、谷島孝行、高橋和夫

評価

さらに見る 評価, レビュー結果 ...
アーケード版
1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』内の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「43で使えなかった武器を強化し、ステージ数を短くしたリバイバル版。やり方を知ってしまえば、難度は43よりも低くなる。音楽も個性的に変化」と評されている[6]
PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計25点(満40点)[5]、『月刊PCエンジン』では75・80・70・75・80の平均76点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では8・8・8・8の合計32点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り20.04点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で329位(485本中、1993年時点)となっている[1]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「破壊率が70%を超えるとステージクリアになる、ちょっと変わったクリア方法だ」と紹介されている[1]
さらに見る 項目, 総合 ...
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脚注

外部リンク

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