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2008年アメリカ合衆国大統領民主党予備選挙
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2008年アメリカ合衆国民主党大統領予備選挙(2008 Democratic primaries)は、2008年アメリカ合衆国大統領選挙に向けて、民主党の大統領・副大統領指名候補を選出する手続のこと。予備選挙と党員集会で選出された選出代議員と、公職者で構成される選挙で選ばれない特別代議員が、2008年の8月25日火曜日から8月28日木曜日にコロラド州デンバーで行われた2008年民主党全国大会で、大統領候補にバラク・オバマを指名した。


大会で指名されるには、候補者は最低でも代議員から2,024票を獲得しなければならなかった。選挙戦ではオバマとヒラリー・クリントンが終盤までもつれ込み、その中で、選出代議員枠を没収されていたミシガン州とフロリダ州での模擬投票結果の扱いを巡って両陣営が激しく対立した。オバマは両州以外の誓約代議員の過半数を獲得したが、両州の模擬投票結果を代議員議席に割り当てた場合、算定法によってはクリントンの逆転の可能性もあった。しかし選挙で選ばれない特別代議員の多数がオバマを支持したため、オバマの勝利で決着した。
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候補と結果
以下の表に対する注意:
- 代議員数:
- 順序:
- 候補は誓約代議員数と、姓のアルファベット順で並べられている
- この表を並び替えるには、カラムのトップにある二重矢印をクリックする
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代議員システム
代議員とは民主党全国大会で指名を決める人のことである。五十の合衆国の州、コロンビア特別区、プエルトリコからの代議員は各々一票を持つが、米領サモア、ヴァージン諸島、グアム、在外デモクラッツからの代議員は各々半分の票を持つ。このように、代議員の合計数は、獲得代議員の票数の合計(4,046)よりわずかに多くなる。[6]
誓約代議員
民主党候補の指名獲得に向けての選挙運動は、一連の予備選挙と党員集会において行われる。これらの予備選挙と党員集会の結果は、民主党全国大会において票を投ずることができる誓約代議員(pledged delegates)の数を決定する。誓約代議員は、以下の二つの主要な基準に従って合衆国五十州にそれぞれ配分される:(1) 最近行われた三回の大統領選挙において民主党候補に与えられた各州の票の割合と、(2) 合衆国選挙人団において各州が持つ票の割合。さらに、2008民主党全国大会ための代議員選出ルール(Delegate Selection Rules for the 2008 Democratic National Convention)のもとで、修正された数の代議員がコロンビア区、プエルトリコ、アメリカンサモア、米ヴァージン諸島、在外民主党員に割り当てられる[7]。2008年現在、合計3,253名の誓約代議員の票が予備選挙と党員集会を通じて与えられる。
特別代議員
現在、合計794名の非誓約代議員(特別代議員として知られる)がおり、党大会でどの候補にも自由に投票できる。特別代議員票は誓約代議員の票と同じ重みである。特別代議員は連邦議会下院と上院のメンバー、州と領の知事、民主党全国委員会のメンバー、名誉党首、州党によって選ばれた追加代議員からなる。合計4,047代議員のうち19パーセントをなしている。
代議員選出ルール

民主党の、「2008年民主党全国大会のための代議員選出規定(Delegate Selection Rules for the 2008 Democratic National Convention)」の下[8]、代議員は比例代表で与えられる(代議員を獲得するには最低15%の得票率が必要である)。各州党は、独自の州レベルの代議員選択プランを公表することが要求され、そのプランは、どのようにその州が下院選挙区と州全体のレヴェルで代議員を選出するか、どのように代議員団がその党の積極的差別是正措置を講ずるか、どのように代議員団が女性と男性のバランスを保つのかを示している。これらのプランは州大会で採択された後、2007年中頃に国の党本部へ送られた。
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クロニクル
要約
視点
このセクションの表に対する注意:
- “大会への票”カラム:
- 代議員団数のソースは民主党全国委員会公式のCall for the 2008 Democratic National Convention である。[9]
- “誓約代議員票見積り”カラム:
- ソースは各州の予備選挙または党員集会の記事である。これらの記事で使用されているソースを見るにはSpecific Election (link) カラムをクリックせよ。
- 一般票を最も多く獲得した候補にはハイライトがされている。いくつかのケイスでは、これが代議員数を最も獲得している候補と異なっていることがあるので注意。
2008年1月
2008年1月3日に行われた大統領予備選挙の第1弾であるアイオワ州党員集会では、オバマが下位候補の支持者や20代の若者などの幅広い層からの支持を集め、2位:エドワーズ、3位:ヒラリーら他の候補者を10ポイント近く引き離して勝利。 1月10日、第2戦となったニューハンプシャー州予備選挙ではオバマ有利の事前の予想に反してヒラリーが僅差で勝利した。その後ネバダ州予備選挙でヒラリー、サウスカロライナ州予備選挙でオバマが夫々勝利を収めた。なお、この時点で4戦全敗であったエドワーズが1月30日を以て候補指名争いから撤退した[10]。

無効になった予備選
ミシガンとフロリダでは、全国委員会に反し予備選の日程を前倒ししたので無効となった。
2月
スーパー・チューズデー

2月5日(スーパー・チューズデー)、23の州で予備選挙が行われ、イリノイ州、黒人の比率が高い州、小規模な州でオバマが勝利した一方、カリフォルニア州やニューヨーク州など大規模州の予備選挙でヒラリーが勝利を収めた。
スーパーチューズデー以外

スーパーチューズデー後、2月に行われた11の予備選挙・党員集会の全てでオバマが勝利。ヒラリー陣営は選対本部長の辞任や資金不足も表面化、オバマ有利で選挙戦が進むこととなった。
3月
3月4日、4つの予備選挙が行われた「ミニ・チューズデー」で、大票田のテキサス及びオハイオ両州でヒラリーが勝利。ヒラリーが息を吹き返し、底力を見せつけた。オバマは「ミニ・チューズデー」は1勝に留まったものの、「ミニ・チューズデー」後は共和党の牙城・ワイオミングと、南部ミシシッピで勝利。

4月以降
最後の大規模州の予備選挙となったペンシルベニア州予備選挙(4/22)はヒラリーが勝利を収め、インディアナ州はヒラリー辛勝・南部のウェストバージニア州・ケンタッキー州はヒラリーが圧勝し底力を見せたが、5月20日のオレゴン州予備選挙での勝利によってオバマは一般代議員の獲得数が過半数に到達した。5月31日選挙が前倒しになり選挙人をはく奪させたフロリダとミシガンを復活させ、代議員数の過半数が2118人になったがオバマ優位は動かずヒラリーは29人しか一般代議員数の差が縮まらなかった。プエルトリコでヒラリーが38対17、サウスタコダで9対6で22人ヒラリーが一般代議員数を詰めたがモンタナでオバマが9対6で勝ちオバマが146人リードしていた一般代議員数を42人しか詰めることができずオバマが104人のリードを保ったまま6月3日予備選挙は終了した。獲得一般代議員数が100人以上の大差を見て選挙に左右されないスーパー代議員達はオバマ支持を一斉に表明して過半数の2118人を大きく超える2156人の代議員をオバマが獲得してヒラリーの代議員数1922人に234人の差をつけて民主党の代表に選ばれた。民主党代表になったオバマはバイデンを副大統領候補に指名した。
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脚注・覚書
関連項目
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