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2013年ドイツ連邦議会選挙
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2013年ドイツ連邦議会選挙(2013ねんドイツれんぽうぎかいせんきょ、ドイツ語: Bundestagswahl 2013)は、ドイツ連邦共和国の立法府である連邦議会(Deutscher Bundestag)を構成する議員を選出するために行われる選挙で、2013年9月22日に投票が行われた。
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概要
連邦議会議員の任期満了に伴って行われた選挙である。第2次メルケル内閣に対する評価が問われた。国外では小康状態にあるユーロ圏危機収束の鍵を握るドイツの動向を占う選挙として注目された[1]。
ドイツ社会民主党よりセネガル出身のカランバ・ディアビ、キリスト教民主同盟よりセネガル人の父とドイツ人の母を持つミュンヘン生まれの俳優チャールズ・フーバーが当選し、初めてアフリカ出身の議員が誕生した[2]。
基礎データ
- 連邦首相:アンゲラ・メルケル(CDU)
- 与党:CDU/CSU+FDP
- 定数:598議席(うち小選挙区は299議席)
- 選挙制度:小選挙区比例代表併用制
- 選挙権/被選挙権:満18歳以上のドイツ人。
- 有権者:61,946,900人
- 投票:選挙区候補投票(Erststimmen)と政党名簿投票(Zweitstimmen)の二票制。
- 当選者決定方法
- 小選挙区は最多得票を得た候補が当選。
- 全体議席は政党名簿投票の結果によって決められるが、少数政党乱立防止の観点から、1:政党名簿投票で有効得票総数の5%以上を獲得、2:小選挙区で3名以上の当選者を出した。いずれかの要件を満たした政党にのみ議席配分される。
- 小選挙区当選者が比例配分議席を上回った場合は「超過議席」となる。
- 在外投票制度:あり。下記のいずれかの要件を満たした場合に選挙権を有する。所定期間内にドイツ国内の管轄市町村の選挙人名簿に登録が必要。
- 満14歳以上の年齢において、最低でも3ヶ月継続的にドイツに居住したことがあり、25年を越える年月を経過していない者
- 居住要件を満たさずとも、ドイツの政治情勢に通じ、その影響を受ける者。
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主要政党
与党
野党
- ドイツ社会民主党(SPD)
- 19世紀からの伝統を有する中道左派の社会民主主義政党。
- 同盟90/緑の党(B90/Gr)
- 環境主義政党の緑の党と東ドイツにおける民主化運動の活動家によって結成された同盟90が合同して結成された政党。
- 左翼党(Die Linke)
- 旧・東ドイツにおける支配政党であったドイツ社会主義統一党の後継政党である民主社会党とSPD最左派が結成したWASG(労働と社会的公正のための選挙オルタナティブ)が合同して結成された政党。
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選挙結果
要約
視点
選挙の結果、メルケル首相与党のCDU/CSUが得票率41.5%を獲得して第1党となり、メルケルは首相3期目の続投が確実となった。しかし、CDU/CSU単独では過半数を制するまでにはいたらず、連立パートナーであるFDPは議席獲得に必要な政党得票率5%を突破できず議席獲得が出来なかった[3]。一方の野党勢力は、SPDが前回より得票率を伸ばした一方で、左翼党と90年連合・緑の党は後退した。ユーロ圏からの離脱を主張した「ドイツのための選択肢」(AfD)は4.7%に留まり議席獲得には至らなかった[4]。このためCDU/CSUとSPDは連立政権樹立に向けた協議を行い、連立交渉がSPD側の党員投票を経て承認された為、三度目の大連立政権が成立した。なお、FDPが全ての議席を失った結果、90年同盟・緑の党より1議席多く獲得した左翼党が「東西合同」以来初めて議席数でSPDに次ぐ第3位の会派となり国政レベルでの「野党第1党」となっている。
- 出典:Wahl zum 18.Deutschen Bundestag am 22.September 2013 - vorläufiges Ergebnis(2013年9月23日閲覧)。ここでは議席を得た政党と公的助成の対象となる0.5%以上(政党投票)の得票を得た政党のみを取り上げた。
- 出典:Bundestagswahlen。得票率は第2投票、カッコ内の数字は選挙区当選者数
- 出典:Bundestagswahl 2013 - Zweitstimmen und Sitze in den Bundesländern(2013年9月30日閲覧)
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脚注
参考文献
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