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2017年ベルギーグランプリ

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2017年ベルギーグランプリ
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2017年ベルギーグランプリ (2017 Belgian Grand Prix) は、2017年のF1世界選手権第12戦として、2017年8月27日スパ・フランコルシャンで開催された。

概要 レース詳細, 日程 ...

正式名称は「2017 FORMULA 1 PIRELLI BELGIAN GRAND PRIX」。

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レース前

このレースでピレリが供給するドライタイヤのコンパウンドは、ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトの3種類[1]

2018年の動向

ホンダはアップデート版内燃機関(ICE)をマクラーレンの両ドライバー(フェルナンド・アロンソとバンドーン)に供給する。アロンソはグリッド降格を伴わない形でアップデートされたが、全てのエレメントを交換したバンドーンは既に全て5基を超えているため、35グリッド降格となる[5]

フリー走行

要約
視点

開催日時は現地時間 (UTC+2、以下同じ)。

1回目

2017年8月25日 10:00

気温15度、路面温度18度、晴天のドライコンディション。前述したホンダの他、メルセデスも新型のICEを投入。翌年からの導入が決まった「ハロ」のテストをルイス・ハミルトン、バンドーン、マーカス・エリクソンらが行った。10時16分、フェリペ・マッサがターン7でクラッシュしマシンが大破した。マッサのマシンを撤去した10時25分まで赤旗中断となった。パスカル・ウェーレインはエンジントラブルで大事な走行時間を失ってしまった。11時4分にはバルテリ・ボッタスがターン12でタイヤバリアに接触するが、フロントウイングにダメージを負っただけで、自力で脱出してピットに戻っている。残り4分、ライコネンがウルトラソフトで1:45.502を出しトップタイムとなった[6]

2回目

2017年8月25日 14:00

気温22度、路面温度30度、曇天のドライコンディションでスタートした[7]。マッサはFP1のクラッシュでシャシーの交換が必要となったため[8]、このセッションに参加できなかった。セッションの進行とともに雨雲が近づいてきたため、多くのチームが早々にウルトラソフトを履くなど、前倒しでプログラムを消化していく。開始から1時間が経過する頃に一部のエリアで雨が降りだし、15時5分を過ぎたところでメインストレートやケメルストレートでも雨が降りだしたため、各車とも走行を断念する。15時9分にはウエットトラック宣言が出された。翌日も雨の予報となっており、ウエットタイヤを温存させたかったため、ほとんどのドライバーはピットに留まった。そんな中、ダニエル・リカルドとアロンソがインターミディエイトでコースインするが、まともに走れる状況ではなく、すぐにピットへ戻っている[7]。トップタイムはハミルトンの1:44.753[9]

セッション終了後、バンドーンは6戦以内のギアボックスの交換で5グリッド降格となり合計40グリッド降格、ザウバーの両ドライバー(エリクソンとウェーレイン)も6戦以内のギアボックスの交換で5グリッド降格となった[10]

3回目

2017年8月26日 11:00

ホンダはこのセッションを前にバンドーンのパワーユニットを再度交換することを決めたため、バンドーンのグリッド降格はさらに加算されて65グリッドとなった[11]

気温20度、路面温度23度、雨は上がっていたが路面は濡れており、ウエット宣言が出されてスタートする[12]。このため序盤は各車インターミディエイトで走行するが、程なく路面が乾き全車ドライタイヤに交換する。18分にハミルトンが1分45秒480のトップタイムをマークした。セッション中盤にはライコネンがスーパーソフトで1分45秒422をマークしトップ、ベッテルが2番手に続く。35分、ケメルストレートでダニール・クビアトが「ロストパワー」と無線で伝えストップ。直後にマシン後方から出火したが、マーシャルの迅速な対応で消火された。セッション後半は各車ウルトラソフトで走行し、リカルドが1分45秒286でトップとなるが、すぐにライコネンがコースレコードとなる1分43秒916をマークした。ベッテルは再びライコネンに続くタイムを出し、フェラーリの1-2でセッションを終えた[13]

なお、当セッションにてイエローフラッグで十分に減速しなかったマッサも5グリッド降格のペナルティを受けることになった[14]

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予選

要約
視点

2017年8月26日 14:00

ハミルトンがミハエル・シューマッハに並び歴代1位となる通算68回目のポールポジションを獲得し、2007年以降のスパ・フランコルシャンにて、2009年にセバスチャン・ベッテルが記録した1:47.263を5秒近く上回る、1:42.553を記録した。

経過

気温23度、路面温度33度、曇り空に少し日がさすドライコンディション[15]で行われた。心配された雨が予選で降ることはなかった。

Q1
Q2
Q3

結果

さらに見る Pos., No. ...
追記
  • ^1 - パーマーは6戦以内のギアボックス交換のため5グリッド降格[18][19]
  • ^2 - バンドーンは下記のペナルティ3例により、合計65グリッドの降格となった
    • フリー走行前に4基を超えるパワーユニット交換(8基目のターボチャージャーとMGU-H、6基目のエナジーストアと電子制御装置、5基目のエンジンとMGU-K)により35グリッド[5][20]
    • FP2終了後に6戦以内のギアボックス交換により5グリッド[10][21]
    • FP3開始前に4基を超えるパワーユニット交換(9基目のターボチャージャーとMGU-H、6基目のエンジンとMGU-K)により25グリッド[11][22]
  • ^3 - マッサはFP3でダブルイエローフラッグを無視したため5グリッド降格とペナルティポイント3点(合計5点)が科された[14][23]
  • ^4 - クビアトは予選前に4基を超えるパワーユニット交換(5基目のエンジン、ターボチャージャー、MGU-H)のため20グリッド降格[24][25]
  • ^5 - エリクソンは6戦以内のギアボックス交換により5グリッド降格[10][26]
  • ^6 - ウェーレインは6戦以内のギアボックス交換により5グリッド降格[10][27]
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決勝

要約
視点

2017年8月27日 14:00

ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

展開

結果

さらに見る Pos., No. ...
ファステストラップ[29]
ラップリーダー[30]
追記
  • 印はリタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
  • ^1 - ライコネンはダブルイエローフラッグ無視のため、10秒のストップ&ゴーペナルティとペナルティポイント3点(合計3点)が科された[31][32]
  • ^2 - ペレスはターン6でコースオフしてグロージャンをオーバーテイクしたため、5秒のタイムペナルティ(その後のピットストップで消化)とペナルティポイント1点(合計6点)が科された[31][33]
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第12戦終了時点のランキング

さらに見る 順位, ドライバー ...
  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

脚注

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