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2017年仙台市長選挙
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2017年仙台市長選挙(2017ねんせんだいしちょうせんきょ)は、日本の地方自治体で政令指定都市である仙台市の執行機関である仙台市長を選出するために行われた選挙。2017年7月23日に投開票が行われた[1]。
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概要
奥山恵美子市長の2期目の任期満了に伴う選挙。現職の奥山が任期限りでの引退を決め[2]、新人4氏の戦いとなった。前々回から約15%も下がって過去最低の投票率になった奥山市長への信任選挙だった前回の市長選挙[3]に対して今回は現職(立候補表明時点)の衆議院議員を含め、国政経験者3人を含む激しい選挙戦となった。
主な争点
各候補者の動き
2017年4月7日に現職の奥山恵美子が3選出馬しない意向を周囲に伝えたと報道された[2]。
5月1日には他候補に先んじて元自民党衆議院議員の大久保三代が正式に出馬表明[7]。無所属で立候補する考えを示した。
5月に地元葬儀屋社長・菅原が地元の若手経営者の一部からの要請を受けて出馬の意向を表明。同月26日に正式に立候補を表明し[8]、宮城県の村井嘉浩知事もすぐに菅原支援を表明した[9]。
民進党は衆議院議員で地元・東北放送の元アナウンサーである郡和子の擁立を軸に調整を進めてきたが、立候補を模索していた元衆議院議員で同党県連副代表の林宙紀が5月26日に離党届を提出、無所属で出馬表明する意向を報道陣に伝えた[10]。林は6月1日に市役所で記者会見を開き出馬を正式表明した[11]。
6月3日には、民進党宮城県連が候補者として郡を擁立することを内定[12]、7日には市民団体「私たちの市長を選ぶ仙台市民の会」の開いた集会の後、報道陣に対し「(立候補を)前向きに検討する」と発言[13]。仙台市議会副議長の安孫子雅浩ら民進党会派に所属する3名は、党の方針に反して菅原を支援し、選挙後共産党との野党共闘に納得できないとして離党した[14]。
6月末に、奥山市長は奥山市政の継承を表明した郡候補ではなく、市の財政事情を踏まえて対立候補の菅原の支持を表明した。奥山市政を継承するという郡の支持を決めた共産党が奥山自身に対しては「これ以上、市政のかじ取り役を任せるわけにはいかない」、「市民に冷たい奥山市政を転換させる」など当選後の殆どを費やした復興での実績を無視して批判だけしてきた変節のために支援しないとする考えも明らかにした[15]。
業界・各団体の動き
市医師会の政治団体・市医師連盟(会員414人)は7月5日、菅原、郡、林の3候補からの推薦要請にいずれも応える形で推薦状を出す異例の方針を決定した[16]。
立候補者
届出順[17]、年齢は告示日時点。
出馬を取りやめた人物
選挙結果
選挙戦は、自民・公明の連立与党と日本のこころが支持する菅原と、民進・共産・社民・自由の野党4党が支持・支援する郡の与野党対決の構図が中心となったが、投開票の結果、2016年執行の第24回参議院議員通常選挙の宮城県選挙区と同様[23]に野党が支援した前衆議院議員・郡が連立与党支援の葬儀屋社長・菅原らを退けて勝利した[24]。民進党の桜井充参院議員は、「仙台市長選は、党の執行部が頑張ったという結果と違う。すみませんが『応援に入りたい』といわれたのもお断りした」と述べている[25]。一方、落選した菅原は自民・公明の支持を受けたものの、国政自民党の相次ぐ疑惑や不祥事が足を引っ張る形となり敗戦[26]。なお、当選した郡と次点の菅原との票差は約2万票、惜敗率約90%の接戦となった。
※当日有権者数:873,635人 最終投票率:44.52%(前回比:+14.41pts)
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注釈・出典
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