2018年Juエア Ju 52墜落事故

2018年Juエア Ju 52墜落事故は、2018年8月4日に発生した事故。ロカルノ空港からデューベンドルフ空軍基地（英語版）へ向かっていた遊覧飛行機（ユンカース Ju52/3mg4e）がアルプス山脈のピーツ・ゼーグナス（英語版）に墜落。乗員乗客20人全員が死亡した^[1]。

Juエア HB-HOT

2013年に撮影された事故機
出来事の概要
日付	2018年8月4日
概要	調査中
現場	スイス ピーツ・ゼーグナス（英語版） 北緯46度54分08秒 東経9度13分29秒
乗客数	17
乗員数	3
負傷者数	0
死者数	20（全員）
生存者数	0
機種	ユンカース Ju52/3mg4e
運用者	Juエア
機体記号	HB-HOT
出発地	ロカルノ空港
目的地	デューベンドルフ空軍基地（英語版）

事故機

事故機のユンカース Ju52/3mg4e（HB-HOT）は、1939年からスイス空軍で運用され、1985年にJuエアが買い取った^[2] 。事故機は、映画荒鷲の要塞とワルキューレの撮影で使用された機だった^[3]。

事故の経緯

現地時間16時50分（UTC14時50分）に^[4]、機体はピーツ・ゼーグナス（英語版）の標高8,330フィート (2,540 m)地点に墜落した^[2]。

事故機には、乗員3人と乗客17人が搭乗していた。乗員乗客のほとんどはスイス人だったが、オーストリア人カップルとその子供も含まれていた^[4][5]。スイス当局は、墜落の1時間後に生存者は居ないと発表した^[6]。事故当時、風が不安定に吹いていた^[7]

調査

スイス運輸安全委員会（英語版）（STSB）と、連邦警察、州警察が調査を開始した^[3]。

この墜落は、Juエアにとって初めての死亡事故であった^[1]。墜落現場からの報告によると、機体はほぼ垂直に高速で地表に激突したと見られている。また、原因から空中衝突やケーブルとの衝突は除外された^[8]。警察は、墜落前に事故機が遭難信号を発しなかったことを公表した^[5]。