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2020 UEFAスーパーカップ

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2020 UEFAスーパーカップ英語: 2020 UEFA Super Cup)は、欧州サッカー連盟 (UEFA) が開催する45回目、2000年に前年度シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝チームとUEFAヨーロッパリーグ(UEFAカップ)優勝チームが対戦する方式に変更されてから21回目のUEFAスーパーカップである。UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20の優勝チームバイエルン・ミュンヘンUEFAヨーロッパリーグ 2019-20の優勝チームセビージャが対戦する。

概要 バイエルン・ミュンヘン, セビージャ ...

試合は2020年9月24日にハンガリーブダペストにあるプスカシュ・アレーナで開催され、延長戦の末にバイエルン・ミュンヘンがセビージャに勝利した。バイエルンは2013年以来2度目の優勝を飾り、セビージャは大会史上最多となる5回目の敗退となった[5]

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出場チーム

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開催地選考

要約
視点

2017年12月8日に入札手続きが開始され、開催を希望する協会は2018年1月12日までに入札に関心を持っていることを示す必要があった[6]。1月15日に9協会が関心を示していることが発表された[6]。入札への参加を希望する協会は3月29日までに入札書類とともに最終提案を提出しなければならない[6]。ただし、UEFA EURO 2020の開催地である協会は入札参加資格を有していない[6]

入札には6協会が参加した[7]。関心を示していた9協会のうち、フィンランドヘルシンキヘルシンキ・オリンピックスタジアム)、カザフスタンアルマトイアルマトイ・オルタリク・スタディオン)、モルドバキシナウスタディオヌル・ジンブル[8]は入札に参加しなかった[6][7]

2018年5月18日に入札に参加した6協会の評価報告書が公表され[7]、5月24日にキエフで開催されたUEFA執行委員会でエスタディオ・ド・ドラゴンが開催地に選ばれた[9]

FCポルトのホームスタジアムであるエスタディオ・ド・ドラゴンは2003年に開場した[10]。2003年11月16日に開催された開場記念のFCバルセロナとの親善試合(2-0で勝利)は後にバロンドールを受賞する当時16歳のリオネル・メッシがデビューを果たした試合としても知られている[11][12]。最初のUEFA主催大会の試合はFCポルトが優勝したUEFAチャンピオンズリーグ 2003-04の決勝トーナメントであり、2004年にはUEFA EURO 2004の開幕戦が開催された[10]。また、ローリング・ストーンズコールドプレイワン・ダイレクションがライブを開催した[10]

しかし、2020年6月17日にビデオ会議で開催されたUEFA執行委員会にて、ヨーロッパにおけるコロナウイルス感染症のパンデミックの影響で2019-20シーズンの決勝戦が延期されたため、日程と開催地が変更され、2020年9月24日にハンガリーブダペストプスカシュ・アレーナで開催されることが決定された[13][14]。当初は同年8月12日にポルトガルポルトエスタディオ・ド・ドラゴンで開催予定であった[14]

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試合

要約
視点

詳細

バイエルン・ミュンヘン[4]
セビージャ[4]
GK1ドイツの旗 マヌエル・ノイアー キャプテン
RB5フランスの旗 ベンジャマン・パヴァール
CB21フランスの旗 リュカ・エルナンデス90+1分に警告 90+1分99分に交代退場 99分
CB4ドイツの旗 ニクラス・ズーレ
LB27オーストリアの旗 ダヴィド・アラバ12分に警告 12分112分に交代退場 112分
CM18ドイツの旗 レオン・ゴレツカ99分に交代退場 99分
CM6ドイツの旗 ヨシュア・キミッヒ
RW10ドイツの旗 レロイ・サネ70分に交代退場 70分
AM25ドイツの旗 トーマス・ミュラー
LW7ドイツの旗 セルジュ・ニャブリ
CF9ポーランドの旗 ロベルト・レヴァンドフスキ
サブメンバー:
GK26ドイツの旗 スヴェン・ウルライヒ
GK35ドイツの旗 アレクサンダー・ニューベル
DF17ドイツの旗 ジェローム・ボアテング112分に交代出場 112分
DF41アメリカ合衆国の旗 クリス・リチャーズ
MF8スペインの旗 ハビ・マルティネス99分に交代出場 99分
MF11フランスの旗 ミケール・キュイザンス
MF19カナダの旗 アルフォンソ・デイヴィス99分に交代出場 99分
MF24フランスの旗 コランタン・トリッソ70分に交代出場 70分
MF30ドイツの旗 アドリアン・ファイン
MF40ドイツの旗 マリク・ティルマン
MF42イングランドの旗 ジャマル・ムシアラ
FW14オランダの旗 ジョシュア・ザークツィー
監督:
ドイツの旗 ハンジ・フリック
Thumb
GK13モロッコの旗 ヤシン・ブヌ
RB16スペインの旗 ヘスス・ナバス キャプテン
CB20ブラジルの旗 ジエゴ・カルロス
CB12フランスの旗 ジュール・クンデ55分に警告 55分
LB18スペインの旗 セルヒオ・エスクデロ119分に警告 119分
CM8スペインの旗 ジョアン・ジョルダン45+1分に警告 45+1分94分に交代退場 94分
CM25ブラジルの旗 フェルナンド70分に警告 70分
CM10クロアチアの旗 イヴァン・ラキティッチ56分に交代退場 56分
RF7スペインの旗 スソ73分に交代退場 73分
CF9オランダの旗 ルーク・デ・ヨング56分に交代退場 56分
LF5アルゼンチンの旗 ルーカス・オカンポス
サブメンバー:
GK1チェコの旗 トマーシュ・ヴァツリーク
GK31スペインの旗 ハビ・ディアス
DF3スペインの旗 セルジ・ゴメス
MF6セルビアの旗 ネマニャ・グデリ73分に交代出場 73分
MF14スペインの旗 オスカル・ロドリゲス
MF19アルゼンチンの旗 マルコス・アクーニャ
MF21スペインの旗 オリベル・トーレス56分に交代出場 56分
MF22アルゼンチンの旗 フランコ・バスケス94分に交代出場 94分
FW11スペインの旗 ムニル・エル・ハダディ
FW15モロッコの旗 ユセフ・エン=ネシリ56分に交代出場 56分
FW24スペインの旗 カルロス・フェルナンデス
FW29スペインの旗 ブライアン・ヒル
監督:
スペインの旗 フレン・ロペテギ

マン・オブ・ザ・マッチ
トーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)[1]
副審[2]
イングランドの旗 ガリー・ベスウィック
イングランドの旗 アダム・ナン
第4審判[2]
イスラエルの旗 オレル・グリンフェルド
VAR[2]
イングランドの旗 スチュアート・アトウェル
アシスタントVAR[2]
イングランドの旗 ポール・ティアニー

試合ルール[15]

  • 試合時間は90分。
  • 90分終了後同点の場合30分の延長戦が行われる。
  • 120分終了後同点の場合PK戦が行われる。
  • 控えの登録人数は12人。
  • 最大交代人数は3人、延長戦では4人目の交代可能。

試合展開

前半

序盤からバイエルンがボールを握って押し込む展開となる。セビージャは11分、右サイドからヘスス・ナバスのクロスをルーク・デ・ヨングが頭で落とし、飛び込んできたラキティッチがトラップしてシュートへ持ち込もうとしたところでバイエルンDFアラバに倒され、PKを獲得する。これをルーカス・オカンポスが決めて先制に成功した。

バイエルンは22分、ロベルト・レヴァンドフスキがエリア内右を抉ってグラウンダーのクロスを入れるがゴール前のトーマス・ミュラーが押し込めなかった。26分にはミュラーのパスを受けエリアに侵入したベンジャマン・パヴァールがシュート性のクロスを入れるも流れた。30分にはレヴァンドフスキがGKマヌエル・ノイアーのロングフィードに抜けだしGKと1対1になるも、シュートはGKヤシン・ブヌの正面に飛んだ。34分、ミュラーのクロスをレヴァンドフスキが頭で落とし、ゴール前のレオン・ゴレツカが押し込んで同点に追いついた。

追いつかれたセビージャは直後の35分にジョアン・ジョルダンのスルーパスに抜け出したデ・ヨングがGKとの1対1を決めるもオフサイドの判定で取り消され、前半は1-1で終了した。

後半

55分、右サイドからのレロイ・サネのクロスをレヴァンドフスキが頭で折り返し、ミュラーからリターンを受けてゴールへ押し込んだが、VAR判定の結果レヴァンドフスキのオフサイドでゴールは認められなかった。58分には左サイドからセルジュ・ニャブリがカットインしてシュートし、これをGKブヌが弾いたこぼれ球をサネが蹴り込むが、セビージャDFジエゴ・カルロスがブロックした。63分、左サイドからL・エルナンデスがクロスを入れると、レヴァンドフスキが落としたボールをミュラーがシュートし、GKブヌが弾いたこぼれ球をサネがゴールを決めた。しかし、レヴァンドフスキが落とした際のファールをとられてゴールは認められなかった。

セビージャは86分にカウンターからJ・ナバスのパスを受けた途中出場のユセフ・エン=ネシリがGKと1対1になるが、GKノイアーの好セーブに阻まれてしまった。結局両者とも勝ち越し点を上げることはできず、試合は1-1のまま延長戦に突入する。

延長戦

100分、バイエルンはパヴァールのクロスにゴール前でフリーのヨシュア・キミッヒが右足で合わせたがボールは枠の右に外れた。すると104分、左CKからアラバが左足でシュート。これもGKブヌが弾くが浮き上がった球を途中出場のハビ・マルティネスがヘディングでシュートし、ゴールが決まった。バイエルンが2-1でセビージャを破り、7年ぶり2度目の優勝を飾った[16][17][18]

統計

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脚注

外部リンク

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