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2021年の世界ラリー選手権
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2021年の世界ラリー選手権(英: 2021 World Rally Championship)(略:WRC)は、FIA世界ラリー選手権の第49回大会である。
2021年の世界ラリー選手権 | |||
ドライバー選手権優勝![]() マニュファクチャラー選手権優勝 ![]() | |||
前年: | 2020 | 翌年: | 2022 |
2021年のスケジュール
要約
視点
2021年のWRCは、以下の通りで行われる。
カレンダーについて
- 新型コロナウイルス感染症の流行の影響により開催できなかった大会や、国内情勢不安により開催できなかったラリー・チリ(のちに開催中止)が復帰された。
- 当初はカレンダー外であったラリー・カタルーニャも2年ぶりに復帰。
- ラリー・クロアチアが、ラリー・メキシコに代わって第3戦に行われた[1]。
- 昨年、初開催されたラリー・エストニアは9月4日から6日の期間まで行われていたが、7月15日から18日に早められた。
- 今シーズンも新型コロナウイルス感染症の流行の影響に伴い、スケジュール変更が行われた。
- 昨年、開催中止となったイープル・ラリーがラリーGBと入れ替わる形で、開催が行われた[2]。
- 第2戦の予定であったラリー・スウェーデンの代替開催として、WRC初の北極圏イベントであるアークティック・ラリー・フィンランドが行われた[3]。期間は2月26日から28日。
- アクロポリス・ラリーが8年ぶりにカレンダー復帰した[4]。
- ラリー・フィンランドは、7月29日~8月1日に開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響から、10月に延期された[5]。
中止が決定したイベントについて
前年に続き新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、当初発表されたスケジュールから変更が出ている。
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2021年の参加チームおよびドライバー
要約
視点
前年からの変更点
トヨタはワークスエントリーの3台については前年と同様。ワークスエントリー外で、前年はスポット参戦だった勝田貴元が全戦に参戦する[14]。また、チームプリンシパルであったトミ・マキネンは2021年よりトヨタのモータースポーツアドバイザーに就任のため退任。後任にはヤリ=マティ・ラトバラが任命された[15]。
ヒュンダイはセバスチャン・ローブがワークスエントリーから外れ、全4組でのエントリー。タナックとヌービルが全戦に参戦し、ソルドとブリーンが3台目をシェアする体制となる[16]。ソルドはコドライバーを務めたカルロス・デル・バリオとのコンビを解消した[17]。またWRC2でピエール=ルイ・ルーベとともに2019年チャンピオンを獲得し、2020年にはヒュンダイのWRカーで3戦にスポット参戦したフランスのプライベーター『2Cコンペティション』が、本年よりワークス支援を受けてヒュンダイの2チームとしてマニュファクチャラー参戦する。ドライバーは引き続きルーベである[18]。WRC2ではニコライ・グリヤジンに代わり、オリバー・ソルベルグを起用。オーレ・クリスチャン・ヴェイビーとソルベルグはシーズン中にi20 R5から新型のi20 RALLY2へと乗り換えが予定されている[19]。 ヌービルは1月15日、10年に渡りコドライバーを務めていたニコラ・ジルスールとのコンビ解消を発表、後任はベルギー人のマルタイン・ヴァイダエヘとなる[11]。
Mスポーツ・フォードはエサペッカ・ラッピが退団。昨年6戦に出場したガス・グリーンスミスがフル参戦となる。テーム・スニネンとアドリアン・フルモー[20]は2台目をシェアする。またスニネンは、今年もヤルモ・レーティネンとのコンビを継続する予定だったが、レーティネンがトヨタのイベントリーダーに就任したためこれを解消。後任には2018年までコンビを組んでいたミッコ・マルックラが復帰する[21]。
シーズン途中によるドライバーの変更など
第2戦に出走したオリバー・ソルベルグのコドライバーは当初はアーロン・ジョンストンであったが、ジョンストンの新型コロナウイルス陽性に伴い、代役としてセバスチャン・マーシャルを起用した。
ガス・グリーンスミスは第3戦よりコドライバーをエリオット・エドモンドソンからクリス・パターソンへと変更した[22]。
第4戦にWRC2に出走予定であったアンドレアス・ミケルセン、オーレ=クリスチャン・ヴェイビー、ゲオルグ・リンナマエのコドライバーのウォロディミル・コルシアは新型コロナウイルス陽性に伴い出走を取り止めた[23]。ヴェイビーはその後、第4戦期間中に新型コロナウイルスに関するFIAの規定違反を犯したため、6ヵ月の参戦禁止処分を受けた。コルシアも同様の処分を受けている[24]。
オリバー・ソルベルグは第5戦に2Cコンペティションから出走予定であったが、父・ペター・ソルベルグが新型コロナウイルス陽性判定を受けたことや、前述のヴェイビーの感染によりヒュンダイWRC2母体チームの「レッドグレーレーシング」関係者全員がポルトガルから2週間移動できない状態となったことも重なり、出走を取り止めた[25]。
第7戦で勝田貴元のコドライバーのダニエル・バリットが負傷。バリットに代わり第8戦はキートン・ウィリアムスが出場する。
アンドレアス・ミケルセンは第7戦をもってオラ・フルエネとのコンビを解消[26]。後任は第2戦までグリーンスミスのコドライバーを務めたエリオット・エドモンドソン。
ダニ・ソルドは今季よりコドライバーを務めていたボルハ・ロザーダとのコンビを第6戦をもって解消、後任はカンディド・カレーラ[27]。
ヒュンダイは第9戦よりWRC2にてヒュンダイ・i20N Rally2を投入。オリバー・ソルベルグとヤリ・フッツネンがデビュードライバーを務める [28]。
テーム・スニネンは第8戦終了後、Mスポーツ・フォードを離脱。第10戦フィンランドではモヴィスポーツよりWRC2に参戦し、第11戦ではヒュンダイよりWRC2に参戦する[29]。
アドリアン・フルモーは第9戦終了後にコドライバーのルノー・ジャムールとのコンビを解消、後任はアレクサンドル・コリア[30]。
エサペッカ・ラッピは第10戦ラリー・フィンランドにてトヨタ・ヤリスWRCにてプライベーターとして参戦[31]。
オリバー・ソルベルグは第11戦にて2Cコンペティションから参戦する。また第9戦終了後にコドライバーのアーロン・ジョンストンとのコンビを解消した[32]。後任はクレイグ・ドリュー。
勝田貴元は第9戦の直前にダニエル・バリットの代役参戦のコドライバーであるキートン・ウィリアムズが家庭の事情で帰国したため、出走を取り止めた[33]。第10戦フィンランドも勝田はウィリアムズと組む予定であったが、直前に解消。後任はオリバー・ソルベルグと組んでいたアーロン・ジョンストン[34]。
ピエール=ルイ・ルーベは第11戦直前に事故で骨折。今シーズン復帰は絶望となった[35]。11戦出走予定であったルーベに代わり、ニル・ソランスが急遽2Cコンペティションから参戦する[36]。
オィット・タナックは最終戦を家庭の事情で欠場。代役はテーム・スニネン[37]。
オリバー・ソルベルグは最終戦のコドライバーを変更、エリオット・エドモンドソンを起用する[38]。
グリーンスミスのコドライバーのクリス・パターソンが第11戦を以て引退したため最終戦はヨナス・アンデションが参戦する[39]。
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レギュレーションの変更
本年よりタイヤがワンメイクとなり、ピレリ製のコントロールタイヤが導入される[40]。
パワーステージではドライバーズポイントと同時に上位5台にはマニュファクチャラーポイントも加算される。ポイント加算はドライバーズ同様で対象車の上位2台のポイントが有効となる。また、WRC2およびWRC3でもパワーステージが導入される[41]。
レース結果とランキング
各ラリーの結果
ドライバーズ・チャンピオンシップ
- 注
- 1 2 3 4 5 – パワーステージ順位
コ・ドライバーズ・チャンピオンシップ
- 注
- 1 2 3 4 5 – パワーステージ順位
- (16位以下省略)
マニュファクチャラーズ・チャンピオンシップ
- 注
- 1 2 3 4 5 – パワーステージ順位
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注釈
- ラリー・モンテカルロではスノー/ターマックの路面が混在する。
出典
外部リンク
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