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28年後...
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『28年後...』(にじゅうはちねんご、原題:28 Years Later)は、2025年公開予定のイギリスのSFホラー映画。
この記事には公開前の映画に関する記述があります。 |
人間を凶暴化させるウイルスが蔓延して感染者が人々を襲い壊滅状態になった世界を舞台に、生き残った人々のサバイバルを描くシリーズ第3作目で、『28週後...』の続編[6]。第1作『28日後...』の監督ダニー・ボイルと脚本アレックス・ガーランドが復帰する。三部作として企画されており、続編は『28 Years Later: The Bone Temple[7]』。
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あらすじ
要約
視点
ウイルス蔓延から28年後の世界。感染を逃れたわずかな人間たちは本土から離れ、孤島に身を潜めている。感染者から身を守るため、島の人々は見張り台を建て、武器を備え、コミュニティーの厳しいルールに従って生活している。そんな中、父親のジェイミーと息子のスパイクは、“ある任務”を実行するために島を出て本土に向かおうとする。
2002年、レイジウイルスの最初のアウトブレイクの際、ジミーという名の少年は、レイジに感染した家族に襲われた後、スコットランド高地の自宅から逃げ出す。彼は近くの教会に逃げ込み、そこで地元の牧師である父親が祈りを捧げているのを見つける。アウトブレイクを審判の日だと考えた牧師は、ウイルスを終末の前兆と解釈する。牧師はジミーに十字架のネックレスを渡し、感染者に襲われる前に逃げるよう促し、ジミーは脱出に成功する[8]。
2回目のアウトブレイクから28年後、レイジウイルスはヨーロッパ大陸から根絶され、イギリス諸島は無期限の隔離状態に置かれていた。生存者たちは、厳重に要塞化された潮汐路で本土と繋がれたリンディスファーンの村で、自給自足のコミュニティとして暮らしてた。住民の中には、ゴミ漁りのジェイミー、原因不明の病に苦しむ妻のアイラ、そして12歳の息子スパイクがいる[9]。
成人の儀式の一環として、スパイクはジェイミーに連れられ本土での感染者狩りに挑むが、そこでアルファに率いられた感染者の群れに遭遇する。アルファとは感染者の変異体で、より大きく強く、知能が高い危険な個体を指す。廃墟となったコテージに避難した二人は、遠くの焚き火に気づく。辛くもアルファから逃れ、ジェイミーとともにリンディスファーンに戻ったスパイクは、その焚き火が、医者であるイアン・ケルソンによるものだと知る。ケルソンは孤独に暮らす生存者で、かつて百を超える死体を集める姿を目撃され、村人たちから恐れられていた。スパイクは、ジェイミーが「医者はいない」と嘘をついていたことや、また村の人妻と浮気する場面を目撃し、父に幻滅する。ケルソンが母に治療を施してくれることを期待し、今度はアイラと共に密かに本土へ渡る[10]。
同じ頃、スウェーデンのNATO軍兵士エリック・サンドクヴィストと彼の部隊は、巡視艇が沈没し、上陸を余儀なくされる。部隊は感染者に圧倒され、エリックは唯一の生存者となる。彼はスパイクとアイラと出会い、別の感染者集団から彼らを救出し、ケルソン捜索に加わる。一行は、妊婦感染者の出産に出くわし、赤ん坊をとりあげる。赤ん坊は非感染者だった。エリックは母親を殺害し、赤ん坊も殺そうとするが、そこにアルファが現れ、彼の首を切断する。スパイクとアイラも追われるが、間一髪のところでケルソンのモルヒネを混ぜた吹き矢がアルファを眠らせた。ケルソンはアルファを"サムソン"と呼び他の個体と識別していた。ケルソンはスパイク、アイラ、そして赤ん坊を自身の聖域へと導く。そこは、遺骨で造られた死者を慈しむ記念碑(ボーン・テンプル)であり、彼は「メメント・モリ」の思想を説く。ケルソンの手でエリックの首は焚かれ、その頭蓋骨はスパイクによって寺院に埋め込まれた[11]。
ケルソンはアイラを診察した結果、末期癌であると診断し、彼女の希望に応じ、モルヒネの注射針で安楽死させる。エリックと同様に焚かれた母の頭蓋骨を、スパイクはボーン・テンプルの頂上に安置した。アルファとの再びの対決の後、ケルソンはスパイクに村へ帰ることを勧める。スパイクはリンディスファーンに戻り、母と同じアイラと名付けた赤ん坊を村の門に残す。そこにはジェイミー宛のメモが添えられ、ケルソンが噂と異なり慈悲深い人物だったことや、赤ん坊の出自を説明し、準備ができたら戻ってくると記されていた。スパイクが帰ってきたこと、そして再び単身本土へ向かったことに気づいたジェイミーは息子を追おうとするが、満ち潮に阻まれる[12]。
28日後、本土で感染者集団から逃れていたスパイクは、リーダーの「サー称号」ジミーに倣ったギャングに救出される。ジミーは父親から贈られた十字架を、逆さ十字のネックレスとして身に着けていた[13]。
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キャスト
- アイラ
- 演 - ジョディ・カマー
- ある病を患うジェイミーの妻。
- ジェイミー
- 演 - アーロン・テイラー=ジョンソン
- アイラの夫。
- ケルソン先生
- 演 - レイフ・ファインズ
- 感染者達の中で暮らす元医者。
- スパイク
- 演 - アルフィー・ウィリアムズ
- アイラの12歳の息子。
- エリック・サンドクヴィスト
- 演 - エドヴィン・ライディング
- NATOのスウェーデン人の兵士。
- ジミー・クリスタル卿
- 演 - ジャック・オコンネル
- 生存者たちで構成されたカルト教団「ジミーズ」のリーダー。
- ジミー・インク
- 演 - エリン・ケリーマン
- ジミーズのメンバーの一人。
- ジミーマ
- ジミーズのメンバーの一人。
- サムソン
- 演 - チ・ルイス・パリー
脚注
外部リンク
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