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50セント

アメリカ合衆国のヒップホップMC ウィキペディアから

50セント
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50セント(50 Cent[1]読み:フィフティー・セント、本名:Curtis James Jackson III(カーティス・ジェームズ・ジャクソン3世)、1975年7月6日 - )は、アメリカ合衆国ヒップホップMC俳優企業家エグゼクティブプロデューサー、プロボクシングプロモーターである。

概要 基本情報, 出生名 ...
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2009年のアメリカン・ミュージック・アワードにて

ソロMCとしても活動するが、Gユニットの一員でもある。ニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズ区ジャマイカ地区出身。

50セントというMCネームは、1980年代にニューヨークのブルックリン界隈で30人あまりを殺害し、たった50セントでさえも奪ったとされる実在のギャング、ケルビン“50セント”マーティンKelvin "50 Cent" Martin)に由来する。

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来歴

要約
視点

母親はドラッグディーラーで、彼を15歳の時に生んだ後、彼が8歳の時に何者かに殺害された。父親はおらず、その後は祖父母に育てられた。12歳の時に麻薬売買を始め、ドラッグディーラーとして名を馳せた。1996年、友人の紹介によりRun-D.M.C.のジャム・マスター・ジェイ主催のレーベルJMJと契約し、ラップの基礎を学ぶ(それまで50セントは小節の数え方や、コーラスの作り方などを知らなかった)。

1999年にはトラックマスターズに見いだされコロムビア・レコードと契約した。シングル『How To Rob』では、駆け出しのラッパーが有名なラッパーからいろいろなものを奪っていくという内容が大いに受け、またその曲にジェイ・Z、ビッグ・パンなどといった著名ラッパーが反応した為にそこそこのヒットとなる。コロムビア・レコードでは、シングル3枚 EP1枚を発表したが、2000年に祖母宅前で9発の銃弾を被弾する銃撃事件に巻き込まれたことから、レコード会社トラブルを恐れ彼との契約を解除し、アルバム『Power Of The Dollar』はお蔵入りとなってしまう。なお、この銃撃事件で、彼は顔にも銃撃を受け、その影響でその後声質が変わっている。

50セントは、この事件がきっかけでアメリカのレコード会社のブラックリストに載ってしまい、アメリカでは仕事が見つけられなくなってしまった。そこで新しいビジネスパートナーとしてシャ・マニー・XLを迎え、カナダに渡り30曲あまりの曲を録音し、2001年に仮のLPである『Guess Who's Back』を単独でリリース。それと平行して、自らのグループGユニットと共にミックスCD『50 Cent Is The Future』を制作した。

こうした活動の結果がエミネムの目にとまり、彼のレーベル、シェイディ・レコード(Shady Records)とドクター・ドレーのレーベル、アフターマス・エンターテインメント(Aftermath Entertainment)との共同契約を果たす。その後すぐにミックスCD『No Mercy, No Fear』を発表。その中に収録された「ワンクスタ」がラジオでヘビープレイされ、ストリートの支持を獲得。満を持して1stアルバム『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』をリリース。「イン・ダ・クラブ」、「21クエスチョンズ feat. ネイト・ドッグ」等がヒットし1100万枚ものセールスを記録する。また第46回グラミー賞において、最優秀新人賞を含む5部門にノミネートされた。

2005年には2ndアルバム『ザ・マッサカー〜殺戮の日。』が発表され、同年末に自身が主演する半自叙伝的映画「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」が全米で公開された。

2007年の9月11日に3rdアルバム『カーティス』をリリースする。この日はカニエ・ウェストのアルバム『グラデュエーション』の発売と同日。そのため、本人は「1週目のセールスでカニエに負けたらもう自己のアルバムを出さない」と公言した。米国内の1週目のアルバムセールスでトップを飾ったのはカニエ・ウェストの『グラデュエーション』で、95万7000枚を売り上げ、ほぼ1週間でプラチナディスク獲得を確実なものとした。続く2位の50セントもゴールドディスクを認定される50万枚をやすやすとクリア、69万1000枚という記録を達成している。

2015年、自己破産した。

2016年6月25日、セントクリストファー・ネイビスで開催された音楽フェスティバルのパフォーマンス中に違法な言葉を連発したとして逮捕された[2]

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ディスコグラフィ

要約
視点

アルバム

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シングル

  • How To Rob / Rowdy Rowdy (1999年、コロムビア・レコード)
  • Your life's On The Line / The Good Die Young (1999年、コロムビア・レコード)
  • Thug Love (2000年、コロムビア・レコード)
  • ワンクスタ - Wanksta (2002年)※以下、シェイディー・レコード/アフターマス・エンターテインメント
  • イン・ダ・クラブ - In Da Club / Backdown (2002年)
  • 21クエッションズ feat. ネイト・ドッグ - 21Questions feat. Nate Dog / Many Man (2003年)
  • イン・ダ・フッド - In Da Hood / 8Mile Road (2003年)
  • ディスコ・インフェルノ - Disco Inferno (2005年)
  • キャンディ・ショップ feat. オリヴィア - Candy Shop feat. Olivia (2005年)
  • アウタ・コントロール(Remix) - Outta Control (Remix) (2002年)
  • アミューズメント・パーク - Amusement Park (2007年)
  • ストライト・トゥー・ザ・バンク - Straight To The Bank (2007年)
  • エイヨー・テクノロジー feat. ジャスティン・ティンバレイク&ティンバランド - Ayo Technology feat. Justin Timberake & Timbaland (2007年)
  • アイ・ゲット・マニー - I Get Money (2007年)
  • アイル・スティル・キル feat. エイコン - I'll still kill feat. Akon (2007年)
  • ゲット・アップ - Get Up (2008年)
  • アイ・ゲット・イット・イン - I Get It In (2009年)

EP

  • Power Of The Dollar (2000年、コロムビア・レコード)
  • The New Breed (2003年、シェイディー・レコード/アフターマス・エンターテインメント)

ミックスCD

  • 50 Cent & G-Unit 50 Cent Is The Future
  • No Mercy, No Fear

(GユニットのオフィシャルDJであるDJ Whookidの作品のみ掲載)

DVD

  • ザ・ニュー・ブリード - The New Breed (2003年)
  • リフューズ・トゥ・ダイ - Refuse 2 Die: The Unauthorized Biography (2003年)
  • Live Control (2004年)
  • ギャングスタ・ユニット - Gansta Unit (2006年)※Gユニットとして
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出演

映画

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テレビ

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ゲーム

ボクシング

2012年8月、友人であるフロイド・メイウェザー・ジュニアと共同でTMTプロモーションズを設立したが、すぐに喧嘩別れをして解消。SMSプロモーションズに名前を変え、ビリー・ディブユリオルキス・ガンボアアンドレ・ディレルと契約を交わした。2013年11月にはジェームス・カークランドと契約を交わした。

2015年5月、SMSプロモーションズの破産を申請[43]

2016年2月9日、所属選手のビリー・ディブがSMSプロモーションズから100万ドル(1億1千万円)以上の賃金未払い被害を受けていることを告白して、同プロモーションを離脱したことを発表した[44]

元契約選手

日本語吹き替え

デビュー作の『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』以降、主に伊藤健太郎が担当している[46]

このほかにも、山本満太江川央生西村晃範三宅健太中川慶一河合みのる竹田雅則斉藤次郎白熊寛嗣乃村健次竜門睦月なども声を当てている。

受賞歴

脚注

参考文献

外部リンク

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