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50人のユーチューバーが1億円を賭けて戦った

2024年にミスタービーストが公開したYouTubeの動画 ウィキペディアから

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50人のユーチューバーが1億円を賭けて戦った』(ごじゅうにんのユーチューブバーがいちおくえんをかけてたたかった、原題: 50 YouTubers Fight for $1,000,000)は、アメリカYouTuberミスタービーストことジェームズ・ドナルドソンによるYouTube動画である。ドナルドソン自身が「これまでで最大の動画」と称した本作では、世界各地から集められた50人のYouTuberが、大型のガラスキューブ内で課題をこなしながらできるだけ長く留まり続けるという対決を繰り広げた[1]。公開後24時間以内に7,000万回以上再生され、当時彼の動画としては最速の視聴記録を達成した。

概要 製作, 公開 ...
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背景

ドナルドソンは2024年6月2日にT-Seriesを抜いてYouTubeで最も登録者数の多いチャンネルとなり、その38日後には登録者数が史上初めて3億人に到達した。2024年6月だけで2,800万人の新規登録者を獲得している[2]。彼はこの動画を新たな「これまでで最大の動画」と位置づけており、過去の代表作には『イカゲームを現実世界で再現してみた!』(2021年)、『100 Kids Vs 100 Adults for $500,000』(2022年)、『Every Country On Earth Fights for $250,000!』(2023年)が含まれる[2]。またドナルドソンは、2024年6月5日に自身とYouTuberたちが一緒に写った写真をTwitterに投稿し、さらに出演したYouTuberのリストを公開したが、その後削除している[3]。本作にはフランスのクリエイター3名や複数のスペイン語圏YouTuber、インドからはCarryMinatiが参加している[4][5][6]

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制作

ミスタービーストは出演するYouTuberたちにビジネスクラスでの航空券を手配し、撮影地であるノースカロライナ州グリーンビルから約2時間の距離にあるローリー・ダーラム国際空港で乗り継ぎを行わせた[7]。また各YouTuberには、AirPods Proチョコレートに加え、前面に自分の名前、背面におおよその登録者数が記されたTシャツが贈られた[5][7]。本動画はSamsungによってスポンサーされ、Samsung Galaxy Ringが心拍数の計測に、Samsung Galaxy Z Flip 6が第4チャレンジの監視に使用された[2]

あらすじ

要約
視点

最初の挑戦では、Mark RoberJiDionRyan Trahanがバスケットボールのシュートに失敗し、自身の登録者にサイバートラックを贈ることができず脱落した[5][8]。第2の挑戦では、YouTuberたちはNetflixのドラマ『イカゲーム』に登場するダルゴナ型抜きに挑戦した[5][8]。第3の挑戦はジェンガ対決であった[7]

第4の挑戦は「盗むか、盗まないか」というブリーフケース対決で、『Deal or No Deal』の司会者であるハウィー・マンデルがゲスト出演した[8]。第5の挑戦では、審査員としてジョーイ・チェスナットミランダ・コスグローヴ、そして元々出場予定だったアイ・ショー・スピードの3人のために料理を行った[8]。このラウンドでLogan Paulは皿を割るためにキューブを離れてしまい、自ら脱落する結果となった[8]

最終挑戦は「ブラフのゲーム」と呼ばれ、残った5人の中で誰が100万ドルの入ったブリーフケースを持っているかを見破るものであった[8][9]。最終的にYouTubeアニメーターのJaiden Animationsが優勝し、獲得した賞金を自身の登録者の一部が美術学校に通えるよう支援するために用いる計画を明かした[9][2]

さらに見る 参加者, 名前 ...
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公開と評価

この動画は2024年7月13日に公開され、40分以上の長さとなっている[1][7]。公開から24時間で7,000万回以上再生され、ドナルドソンの動画としては史上最多の初日視聴回数を記録した。ただしこれは、2023年12月に公開された『グランド・セフト・オートVI』のトレーラーが持つ24時間での視聴記録からは2,300万回届かなかった[2]。また、この動画に関連して、Logan PaulPokimaneFaZe Rugによるリアクション動画や、「昔ながらの」カメラを用いて撮影したJschlattの動画など、他のYouTuberが制作した派生コンテンツも人気を集めた[2]Jaiden Animationsは2024年6月6日に自身の挑戦体験を描いたアニメーション動画の制作を開始し、同年8月に公開している[10]。ただし、ミスタービーストに対する批判が報じられていたことから、彼女は動画の概要欄に「制作や倫理観に関してミスタービーストと関わりはない。ただ自分のキューブ生活を語っているだけで、アニメ制作には時間がかかってしまう」との免責文を記載した[10]

Tubefilter』のジョシュア・コーエンは、ドナルドソンが世界中のクリエイターたちをスケジュールに参加させるために見せた「圧倒的な調整力と求心力」を「驚異的に印象的」と評した[2]。一方、スペインの配信者のイバイ・リャノスは、経験自体は「ぜひもう一度参加したい」と述べつつも、スペイン語圏のYouTuberはアメリカ人に比べて「取るに足らない」と見なされたため露出が少なかったと批判した[1]。また、韓国の旅行系YouTuberのKwaktubeは、『Maeil Business Newspaper』に対し「お互いを知るのが難しかった」と感想を述べている[7][信頼性要検証]

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脚注

外部リンク

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