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Arrow Lakeマイクロプロセッサ

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Arrow Lakeマイクロプロセッサ
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Arrow Lake(アローレイク)とは、インテルによって開発されたマイクロプロセッサである。2024年10月10日に正式発表され[1]Intel Core Ultraプロセッサ シリーズ2として製品化された。

概要 生産時期, 販売者 ...
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概要

インテルのデスクトップ向けCPUでは初となる、タイルアーキテクチャを採用した製品[2]。また、NPUの搭載もやはりデスクトップ向けCPUでは初となる。

高性能コア(Pコア)および高効率コア(Eコア)がともに次世代のマイクロアーキテクチャーに刷新されIPCが向上した一方で、ハイパースレッディングが廃止された[3]

なお、当初はCompute Tileを自社のIntel 20Aプロセスで製造する予定だったが[4]、他社製造に変更された[5]

デスクトップ版については、マイクロコードの問題、電力設定の問題、ソフトウェアの不具合、UEFIの最適化不足などから期待外れの性能であると評され[6][7]、AMDの幹部は「競合がひどい商品を売り出した」と評したと報じられている[8]。こうした問題にたいしてIntelは2025年1月に性能を改善させるUEFIファームウェアとマイクロコードのアップデートを配信する[7]としたものの、実際にはアップデートを適用しても顕著な性能向上はなかったと報告されている[9]

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特徴

Thumb
Raptor LakeとArrow LakeのPコア・Eコア配置比較

基本的な構造は、Meteor LakeをベースにComputeタイルを更新したものとなっている[2]

  • タイルアーキテクチャ
    • 3Dパッケージング技術「Foveros」によって、(平面上に配置した)各タイルを基部となるベースタイルと接続
    • 各タイルで異なる製造プロセスを採用可能
      • Computeタイル : TSMC N3B
      • Graphicsタイル : TSMC N5P
      • SoCタイル : TSMC N6
      • I/Oタイル : TSMC N6
  • NPUをSoCタイルに搭載
CPU
  • Lion Cove 高性能CPUコア(Pコア)とSkymont 高効率CPUコア(Eコア)によるハイブリッド構成
    • これまでPコアに採用されていたハイパースレッディングは廃止
    • PコアにL0データキャッシュを追加
      (実際には従来のL1データキャッシュをL0データキャッシュに改名し、L1.5相当のデータキャッシュを追加している[10]
GPU
  • Intel Arc」ブランドの内蔵GPU
    • アーキテクチャにXe-LPGを採用
      (モバイル向けHモデルでは、新たにXMX(行列演算器)を追加したXe-LPG+を採用[11]
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製品一覧

デスクトップ向け

Arrow Lake-S
  • 対応ソケット: LGA1851
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モバイル向け

Arrow Lake-HX
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Arrow Lake-H
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脚注

関連項目

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