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As Time Goes By 〜時の過ぎゆくままに
ブライアン・フェリーのアルバム ウィキペディアから
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『As Time Goes By ~時の過ぎゆくままに』(As Time Goes By)は、イングランドのロック・ミュージシャンのブライアン・フェリーが1999年に発表した10作目のソロ・アルバムである[1][注釈 1]。
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解説
経緯
フェリーは前作『マムーナ』のツアーを終えた後、1996年公開の映画『フェノミナン』の挿入歌'Dance with Life (The Brilliant Light)'[注釈 2]を歌った。同曲は同年発表されて大ヒットしたオリジナル・サウンドトラック・アルバムに収録された。
彼はロキシー・ミュージックの4枚組CD"The Thrill of It All"の編集やオリジナル・アルバムのリマスタリングの作業に携わった後、1999年の発表を目指して新作アルバム"Alphaville"の制作を開始した。しかし彼は『マムーナ』の基になった未発表作『ホロスコープ』を制作した時と同じような行き詰まりを感じ始めた[注釈 3][2]ので、1998年に作業を一旦中止して、新たなカヴァー集の制作を決意した[注釈 4][3]。
彼が今回選んだ素材は1920年代と1930年代の楽曲だった。彼は自分のホーム・スタジオでリハーサルを行なった後、「素晴らしい旧型のマイクと大きなライブ・ルームを備えた旧式のスタジオ」であるロンドンのランズダウン・スタジオでレコーディングを行なった。
内容
前作までのフェリーの作品に大きく関わってきたレット・デイヴィスとロビン・トロワー[4][注釈 5]が、それぞれ共同プロデューサーと2曲のアソシエイト・プロデューサーに起用された。一方、参加ミュージシャンの顔ぶれは大きく異なり、ジャズやクラシック音楽のミュージシャンが大半を占めた[注釈 6]。
収録曲の原曲は1920年代と1930年代のミュージカルや映画に使用され、それがきっかけになって広く歌われてきた。今回初めてフェリーに起用されたピアニストのコリン・グッド[5]は、音楽監督の役を担い、フェリーと共同で全曲の編曲に携わった。
本作は1999年9月に発表され、イギリスでは最高位16位を記録した[6]。
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収録曲
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参加メンバー
※参加ミュージシャンは上記『収録曲』を参照。
- Produced by Rhett Davis and Bryan Ferry
- Consultant - Dr. Simon Puxley
- Musical Director - Colin Good
- Recorded and mixed at Lansdowne Studios, London
- Engineer - Mark Tucker
- Assistant - Steve Pelluet
- Additional Engineering - Sven Taits and Chris Dibble
- Associate Producer (tracks 6 & 15) - Robin Trower
- Arranged by Colin Good and Bryan Ferry
- Mastered by Bob Ludwig at Gateway Studios
- Art Direction - Nick De Ville and Bryan Ferry
- Artwork - Bogdan Zarkowski
- Photography - Mike Owen
- Special thanks to Earl McGrath and Michael Lustig
- Album Co-ordination - Juliet Mann and Nicole Blumberg
- Management - IE Music, London
ツアー
本作発表後、フェリーは同年11月にアメリカとカナダ、12月にはイギリス、2000年2月から休息をはさんで9月までイギリスを含むヨーロッパとロシアをツアーした[7]。メンバーは以下の中から適宜選ばれた。
- 本作に参加したミュージシャン
グッド[注釈 7](ピアノ)、エンリコ・トマッソ[8](トランペット)、イアン・ディクソン[9](トランペット)、アラン・バーンズ[10](サクソフォーン、クラリネット)、ロバート・ファウラー[11](サクソフォーン)、マルコム・アール・スミス[12](トロンボーン)、ニルス・ソルバーグ[13](ギター)、ジョン・サットン[14](ドラムス)
- ツアーから参加したミュージシャン
ゼヴ・カッツ[15][注釈 7](ベース)、ルーシー・ウィルキンス[16][注釈 7](ヴァイオリン)、ロージー・ウェッターズ[16][17](チェロ)、ナタリー・ボンナー[16][18](ビオラ)、ルーシー・セオ[16][19](ヴァイオリン)、キャサリン・ブラウニング[16][20](ビオラ)、ヘレン・ホーソーン[16][21](ヴァイオリン)、ジュリア・ソーントン[注釈 7](ハープ)
2000年3月9日のパリ公演の模様はDVD"Live In Paris At The Grand Rex"[22]として発表された。メンバーはグッド、トマッソ、ディクソン、ファウラー、スミス、ソルバーグ、サットン、カッツ、ウェッターズ、ボンナー、セオ、ホーソーンだった。
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脚注
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