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BBCライヴ (レッド・ツェッペリンのアルバム)
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『BBCライヴ』(英語: BBC Sessions)は、イギリスのロックグループ、レッド・ツェッペリンがBBC向けに録音したスタジオ・セッションとライブを収録したコンピレーション・アルバムである。
本作は1997年11月11日にアトランティック・レコードから発売された。『最終楽章 (コーダ)』のリリース以来15年ぶりに未発表音源が公式発表されたことになる。ディスク1は1969年に3回行われたBBCでのセッションから構成されている。ディスク2はロンドンにあるパリ・シアターで1971年4月1日に行われたコンサートの模様がほとんど収録されている。
シングルを発売しないレッド・ツェッペリンにとって、曲をラジオで流してもらうことはなかなか難しかった。そこで、ピーター・グラントはコネクションを利用してバンドをBBCのラジオ番組に出演させた。それを気に入ったバンドはその後数回にわたってBBCでライヴ演奏を行った。1971年以降はラジオ出演によるプロモーションを行わなくとも、ライヴへの集客は向上したため、バンドは「イン・コンサート」を最後にBBCには出演していない。
この録音を収録したブートレグは公式リリース前から大量に流通していた。近年まで録音の実態は不明であったが、BBCの記録から全てが解明した。本作は『永遠の詩 (狂熱のライヴ)』が1976年に発表されて以来のライヴ盤であった。また、一部の曲に編集が行われており、未発表曲が一部収録されていない。収録されなかった未発表曲として最も知られているのは1969年の「サンシャイン・ウーマン」を含むセッションと1971年のパリ・シアターにおける「胸いっぱいの愛を」のメドレー部分である。
2016年、リマスター再発。未収録となっていた1969年4月14日のRhythm & Blues Session、1971年のパリ・シアターにおける「コミュニケイション・ブレイクダウン」等9トラックが追加された。
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収録曲
ディスク1
- ユー・シュック・ミー "You Shook Me" (Dixon/Lenoir) – 5:14
- 君から離れられない "I Can't Quit You Baby" (Dixon) – 4:22
- コミュニケイション・ブレイクダウン "Communication Breakdown" (Bonham/Jones/Page) – 3:12
- 幻惑されて "Dazed and Confused" (Page) – 6:39
- ザ・ガール・アイ・ラヴ "The Girl I Love She Got Long Black Wavy Hair" (Bonham/Estes/Jones/Page/Plant) – 3:00
- 強き二人の愛 "What Is and What Should Never Be" (Page/Plant) – 4:20
- コミュニケイション・ブレイクダウン "Communication Breakdown" (Bonham/Jones/Page) – 2:40
- トラヴェリング・リヴァーサイド・ブルース "Travelling Riverside Blues" (Johnson/Page/Plant) – 5:12
- 胸いっぱいの愛を "Whole Lotta Love" (Bonham/Jones/Page/Plant) – 6:09
- サムシング・エルス "Somethin' Else" (Cochran/Sheeley) – 2:06
- コミュニケイション・ブレイクダウン "Communication Breakdown" (Bonham/Jones/Page) – 3:05
- 君から離れられない "I Can't Quit You Baby" (Dixon) – 6:21
- ユー・シュック・ミー "You Shook Me" (Dixon/Lenoir) – 10:19
- ハウ・メニー・モア・タイムズ "How Many More Times" (Bonham/Jones/Page) – 11:51
ディスク2
- 移民の歌 "Immigrant Song" (Page/Plant) – 3:20
- ハートブレイカー "Heartbreaker" (Bonham/Jones/Page/Plant) – 5:16
- 貴方を愛しつづけて "Since I've Been Loving You" (Jones/Page/Plant) – 6:56
- ブラック・ドッグ "Black Dog"(Jones/Page/Plant) – 5:17
- 幻惑されて "Dazed and Confused" (Page) – 18:36
- 天国への階段 "Stairway to Heaven" (Page/Plant) – 8:49
- カリフォルニア "Going to California" (Page/Plant) – 3:54
- ザッツ・ザ・ウェイ "That's the Way" (Page/Plant) – 5:43
- 胸いっぱいの愛を "Whole Lotta Love" (Bonham/Jones/Page/Plant) – 13:45
- サンキュー "Thank You" (Page/Plant) – 6:37
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録音データ
要約
視点
「」内は番組名。
セッション1
- 「トップ・ギア」(司会:ジョン・ピール)
セッション2
- BBCワールドサービス「リズム・アンド・ブルース」(司会:アレクシス・コーナー)
セッション3
- 「テイスティ・ポップ・サンデー」 (司会:クリス・グラント)
セッション4
- 「トップ・ギア」(司会:ジョン・ピール)
セッション5
- 「ワン・ナイト・スタンド」(司会:ジョン・ピール)
セッション6
- 「イン・コンサート」(司会:ジョン・ピール)
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クレジット
- レッド・ツェッペリン
- ジミー・ペイジ - エレクトリックギター、アコースティック・ギター、マスタリング、プロデューサー
- ロバート・プラント - ボーカル
- ジョン・ポール・ジョーンズ - ベースギター、キーボード、マンドリン
- ジョン・ボーナム - ドラム
- Jon Astley - マスタリング
- Chris Walter - 写真
- Andie Airfix - アート・ディレクション、デザイン
- Luis Rey - ライナーノーツ
参考文献
デイヴ・ルイス『レッド・ツェッペリン セレブレーション』 上西園誠訳、シンコーミュージック、2007年、p.102-111
脚注
外部リンク
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