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Bobcat (マイクロアーキテクチャ)

米AMDが開発製造し2011年初頭に出荷開始された統合型デジタル機器向けCPUコアの新アーキテクチャの社内開発コード ウィキペディアから

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Bobcatマイクロアーキテクチャ(ボブキャット マイクロアーキテクチャ)とは、アドバンスト・マイクロ・デバイセズによって開発されたマイクロプロセッサマイクロアーキテクチャである。2011年1月4日に正式発表され[1]AMD APUとして製品化された。

概要 生産時期, 販売者 ...

概要

Bobcatは、同時期に開発されたCPUコアである開発コード「Bulldozer」と共に、約4年間用いられたK10コアを代替するために開発された。BulldozerがK10コアよりハイパフォーマンスを達成するために開発されたのに対し、Bobcatはより小さな回路規模と省電力となるよう設計された[2][3][4]。低価格のノートPC市場をターゲットとし、インテルのAtomプロセッサを競合相手としている[1]

まず最初は、AMDがFusion APUと呼ぶCPU+GPU統合型の新たな製品群のCPUコアとして用いられた。2011年のTDP 18Wの"Zacate"、TDP 9Wの"Ontario"、TDP 5.9Wの"Desna"の3つのAPU群に搭載され発売された[5][6]。これらはAPUとA50M(コードネーム"Hudson M1")のFCH (Fusion Controller Hub) と合わせて"Brazos"プラットフォームという名称がつけられた[1]

2012年には、"Zacate"および"Ontario"の後継となるAPUのコードネーム兼"Brazos"プラットフォームの後継プラットフォームのコードネームとして"Brazos 2.0"が発表され、TDP 9-18WのAPUとFCH A68M(コードネーム"Hudson-M3L")が公開された[7][8]。その後タブレット向けプラットフォーム"Brazos-T"と"Desna"の後継となるTDP 4.5Wの"Hondo"という開発コードのAPUとFCH A55T(コードネーム"Hudson-M2T")が発表された[9]

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特徴

基本的には、x86系/AMD64系の64ビットCPUコアでTDP 18W以下の設計である。 分岐予測機構を持ったフル・アウト・オブ・オーダー実行可能な2命令同時発行パイプラインを持ち、整数演算:2パイプ、ロード/ストア:各1パイプ、浮動小数点演算:2パイプの構成となっている。省電力技術としてクロックゲーティングとパワーゲーティングを持つ[11][12]

  • コアごとに32KB 命令 + 32KB データ L1キャッシュ
  • コアごとに512KB L2 キャッシュ , パリティエラー検出機能を搭載[13]
  • サポートする拡張命令: MMX, SSE, SSE2, SSE3, SSSE3, SSE4a, ABM, AMD-V

製品一覧

モバイル向け

Eシリーズ
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Cシリーズ
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タブレット向け

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組み込み向け

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脚注

関連項目

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