イギリス鉄道717形電車

717形「デジロ・シティ」はシーメンスによって6両編成25本が製造されたイギリスの電車である。ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ（「グレート・ノーザン」ブランド）によってノーザン・シティ線直通列車に用いられている。

British Rail Class 717 Desiro City
717009 at Oakleigh Park in 2019
The interior of a Class 717
運用期間	28 September 2018 – present
製造者	シーメンス・モビリティ
製造場所	クレーフェルト
愛称	Desiro City
置き換え対象	313形
製造年	2018–2019
製造両数	25
運用者	Great Northern
車両基地	Hornsey EMUD
使用路線	ノーザン・シティ線
仕様
全長	121,674 mm (399 ft 2+3⁄8 in)[1]
車体長	20.2 m (66 ft)
全幅	2.80 m (9 ft 2 in)
最高速度	85 mph (137 km/h)[2]
重量	204 t (201ロングトン; 225ショートトン)[1]
出力	1,200 kW (1,600 hp) (at wheel)[1]
起動加速度	0.85 m/s2[1]
電気方式	25 kV 50 Hz AC(en) カテナリー 750 V DC 第三軌条方式
集電方式	パンタグラフ (AC) 集電靴 (DC)
軸配置（UIC式）	Bo'Bo'+2'2'+2'2'+Bo'Bo'+2'2'+ Bo'Bo'[1]
保安装置	ETCS (B3MR1), AWS, TPWS,[3] Tripcock[4]
軌間	1,435 mm (4 ft 8 1⁄2 in) 標準軌
備考
Sources : Desiro City (Class 717) data sheet Except where noted

歴史

ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ（GTR）はテムズリンク・サザン・グレート・ノーザン・フランチャイズ(Thameslink, Southern and Great Northern franchise)を獲得すると、6両編成の車両最大25編成を調達して、ムーアゲート駅に発着する2016年の時点で車齢が40年に達する313形電車を置き換えることを検討すると発表した ^[5]。2015年12月に、GTRは、2019年3月からの運用を予定する車両として^[6]、主力の700形に引き続いてシーメンス製のもともと形式713形であった車両を選択したことを発表した ^[7]。注文は2016年2月に確定した ^{[8] [9]}。

717形と700形の大きな違いは、各編成の両端に折りたたみ式の非常口(貫通扉)が設けられていることである。この非常口は、地下深くの区間であるムーアゲートトンネル内での乗客の緊急避難のために必要とされる ^[10][11]。

シーメンスは2018年6月にドイツで717形のテストを開始した ^[12]。

運用

2018年9月下旬に最初の編成がプレビューサービスを行い、2019年春から徐々に導入された ^[13]。2019年9月にグレートノーザンでの最後の313形の運用が行われ、717形への置き換えが完了した ^[14]。

列車の詳細

クラス	オペレーター	編成数	製造年	ユニットあたりの車数	ユニット番号
クラス717	グレートノーザン	25	2018-2019	6	717001 – 717025

Great Northern Class 717 'Desiro City'