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CRUX
Linuxディストリビューション ウィキペディアから
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CRUXは、熟練したLinuxユーザーを対象とした、x86-64向けの軽量なLinuxディストリビューションである。BSDスタイルのinitスクリプトを採用し、tar.gz形式のパッケージシステムによって提供されている。他のいかなるLinuxディストリビューションもベースとしていない[3]。Portsを利用してアプリケーションのインストールおよびアップグレードを行う[4]。
「crux」はラテン語で「十字架」を意味するが、「CRUX」という名称自体には特に意味はない。ペル・リーデンがこの名前を選んだのは、「かっこよく聞こえる」うえに、IRIX、Ultrix、Mac OS X、IBM AIXなどの他のUnix系と同様に「X」で終わるからである[5]。
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インストール
CRUXにはGUIによるインストールプログラムは含まれていない。ユーザーはCDまたはフロッピーディスクに保存されたカーネルを起動し、fdiskやcfdiskなどのプログラムを用いてハードディスクドライブのパーティション分割を行う。その後、各パーティションに適切なファイルシステムを作成し、パッケージインストールスクリプトで使用するためにCDまたはNFSマウントする。次に新しいカーネルをコンパイルし、ブートローダをインストールする。これらすべての操作はシェルコマンドによって行われる[6][7]。
パッケージ管理
→詳細は「Ports」を参照
CRUXは、パッケージ管理のためにBSD系オペレーティングシステムに類似したインフラストラクチャを実装している。パッケージは、シェルスクリプトであるPkgfile、プログラムの動作を調整するために必要なパッチ、ダウンロードしたファイルの完全性を検証するためのmd5sumハッシュ、パッケージに含まれるファイルを列挙したフットプリントファイルから構成される。これらのファイルはCRUXのソフトウェアリポジトリからダウンロード、コンパイルされ、pkgutilsのフロントエンドであるprt-getを用いてインストールされる[2]。ソフトウェアソースはPkgfile内に指定されたアドレスの各上流のウェブサイトからダウンロードされる。
リリース
レビュー
シモーネ・ロタはOSNewsでCRUXをレビューした[10]。
CRUXを使用するには、自身でカーネルとモジュールをコンパイルする必要があるため、ハードウェア互換リストは基本的にLinuxカーネル(テストされたリリースでは2.4.21)と同じである。CDにはサードパーティ製モジュールは含まれておらず、未対応ハードウェアの場合は他のマシンからドライバを取得するしかない。起動用CD-ROMカーネルは比較的少数のオプションでコンパイルされており、マシンを起動してインストールを進めるのに十分な構成となっている。
脚注
外部リンク
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