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CanCam
小学館が発行している月刊女性ファッション雑誌 ウィキペディアから
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『CanCam』(キャンキャン)は、小学館の発行による月刊女性ファッション雑誌。『JJ』および『ViVi』と並ぶ「赤文字系」の代表的な雑誌で、20代前半の女性を主要購読者層に想定している。
雷鳥社編『雑誌タイトルコピー大全』の伝えるところによれば、誌名の由来は“I can campus”(アイ・キャン・キャンパス)の略で、すなわち「キャンパスリーダーになれるように」の意[1]。
「OLのバイブル」などと言われる[2]。他の赤文字雑誌と比較すると、蛯原友里に象徴されるような「めちゃモテ」と呼ばれるスタイルの徹底が特徴として挙げられる。その一方で「かわいい」を中心に、清楚からクール、カジュアルまで守備範囲は広い[3]。
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来歴
1982年1月創刊。創刊号の表紙は松崎悦子で、その後は6月号に至るまで連続して表紙に登場[1][4]。小学館創立60周年を機とした創刊で、1980年代の小学館を牽引する雑誌となった。
初期の誌面は大学生活を舞台としたファッションや美容の情報が多かったものの、1980年代中盤頃から後半頃に掛けて高級化現象が起こり、それまでの大学という舞台を排除したうえでステータス感を伴うOL志向の雑誌に変容した[1]。
2000年代に入ると本誌のブームが到来し、その火付け役となったのが押切もえと蛯原友里で、ともに誌面のみならずテレビなどへの露出を通して本誌モデルの存在を広く一般へ知らしめる[5]。『JJ』の「神戸系エレガンス」に続く「東京エレガンス」と評されるスタイルが蛯原の人気とも相まって社会現象となり、発行部数は70万超に達した[6]。
2020年6月号の表紙を飾った安達祐実はCanCamで史上最年長とされている。(当時38歳)
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部数
蛯原友里、山田優、押切もえの3名が誌面の代表を担っていた頃、2006年には発行80万部に達したこともあった[7]。日本雑誌協会の調査によれば、2008年4月〜6月期の部数がおよそ55万部[8]。日本ABC協会の調査によれば、同年下半期の販売部数が34万6466部[9]。2010年上半期(1月〜6月)の実売部数が21万2000部で、同年下半期(7月〜12月)の実売部数が19万3000部、2011年上半期が14万8000部となっている[10]。
専属モデル
- 現行
- 2020年代卒業
- 2010年代卒業
- 2000年代卒業
- 1990年代卒業
- 1980年代卒業
読者モデル
創刊30周年を迎えた2011年11月発売号より「専属スター読者」の企画を始動[11]。18歳以上の社会人や学生の女性読者を対象としたオーディションを催し、およそ6800名の応募者の中から第1期要員を選定した[12]。当時の「スター読者」は野口容子、中岡志保、原麻里子、吉羽真紀、大井香、赤松麻里菜、山内美輪、原田あかね、丸林広奈の9名[13]。2012年には第2期要員として新たに14名が加わった[14]
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- 1982年
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姉妹誌
2007年に20代後半向け姉妹誌『AneCan』が始動。前年発売の増刊号『お姉さん系CanCam』の2冊が完売状態となったことを受けての創刊であった[15]。さらに創刊30周年を迎えた2011年には妹版としての『プチキャン』創刊が決定[16]。翌年3月に創刊号発売の運びとなった(現在は出版されていない)[17]。
誌外展開
女性誌のなかでも群を抜いて積極的なメディアミックス展開を見せてきた雑誌で、2005年に発足した公式サイト「CanCam.TV」は2008年半ば頃に180万の月間ページビューを達成[18]。同年11月には不定期放送のテレビ番組『テレキャン』(テレビ朝日・BS朝日)が始動[19]。創刊27年目にして初のテレビ進出となった[20]。
2012年にはモバゲー配信のソーシャルゲーム「CanCam Style for Mobage」が始動[21]。モバゲーの運営主体にあたるディー・エヌ・エー社、ならびにバンダイナムコゲームス社の協賛を得て生まれたモデル育成ゲームで、作中の各種要素が編集部の監修によるものとなっている[22]。誌面との連動企画なども盛り込み、同年4月より提供開始[23]。
漫画・アニメとのコラボレーション
2017年からは『名探偵コナン』とのコラボレーション企画を実施している。その第1弾となる2017年5月号では、同作とタイアップした婚姻届を付録とし[24]、大きな話題になった[25]。また、2018年4月号では安室透が[26]、2019年6月号では怪盗キッドが[27]裏表紙を飾っている(『CanCam』のロゴが『Detective Conan』になっている)。
また、2020年6月号では『映像研には手を出すな!』とのコラボレーション企画を実施。原作者・大童澄瞳の描きおろしによる、同作の主人公である浅草みどり・金森さやか・水崎ツバメが『CanCam』の表紙を飾ったという体裁のイラストを掲載した[28]。
2024年には『Cheese!』とコラボレートし、12月号より本誌のプロデュースによる漫画『ウチに帰って婚活します』の連載を開始[29]。婚活シェアハウスを舞台とした恋愛ストーリーで、漫画は逆巻詩音が担当している[29]。
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脚注
外部リンク
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