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Circusm

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Circusm』(サーカズム)は、日本ミュージシャンFukaseの通算1作目のオリジナル・アルバム。2025年12月26日にユニバーサルミュージックジャパン内のレーベル・Def Jam Recordingsからリリースされる予定。

概要 Fukase の スタジオ・アルバム, リリース ...
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概要

日本の男女混合4人組バンドSEKAI NO OWARIのボーカルを務める、Fukaseによる初のソロプロジェクトアルバム。

作品タイトル『Circusm』はFukaseによる造語であり、本人はInstagramの投稿で「『Circusm』は circusサーカス)に sarcasm皮肉)を加えて作った造語」と説明している[1][2]

行き過ぎたコンプライアンスやインターネットの匿名性など、現代社会のおかしさをFukase自身のストーリーを通したリアルな目線で風刺画さながらにラップで描いた作品であるという[1][3]

Fukaseは収録曲の内容に関して、「個人の話、現代社会、メディアの両面性と多様性について表現するアルバムで、メディアから絶えず注入され強要されるモノの中で生きながらも、同時にそれを意識して反問する矛盾した状況を表現し、その混乱の中でふと思い出す友人と家族、そして私生活の記憶。そんな瞬間を捉えて、感情の破片のように記録されたアルバムです。」としている[3]

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背景・リリース

要約
視点

Fukaseは音楽のルーツの一つにはヒップホップがあった[3][4]。学生時代からジャパニーズ・ヒップホップが好きで、バンドをやるかラッパーになるか本気で迷っていた当時17歳のFukaseは、Saoriに「俺、ラップがやりたいんだ」と夢を打ち明けたという。しかしSaoriは、「ラップよりも歌の方が上手いよ。あと、ラップの格好あんまり似合ってないと思う」と返したという[5]

ヒップホップの夢を諦めた理由について、のちのインタビューでSaoriをはじめ周囲の誰一人として自分がラッパーとして活動することを望んでいなかったこと、ラップをあまりにも好きなあまり自己評価の基準が下がってしまうと自覚していたことから、ヒップホップを続けるのは危ういと判断しバンドを結成する決意を固めたと明かしている[4]

2025年3月21日に世界文化社より発売された雑誌『10 Magazine Japan 2025年春夏号』に単独で登場[6]。本誌では16ページにわたるファッションストーリーが掲載された。インタビューでは、「同年からソロ活動を始動させ、ヒップホップをやるつもり」との旨が明かされていた。また、ソロ活動でリリースされる楽曲については「トラックの編曲で(バンドメンバーである)Nakajinに参加してもらったり、Saoriにピアノの演奏をお願いしている」ことや「日本語のヒップホップで韻を大切にしたいと思っている」ことなどを語っていた[7][8]

雑誌においてソロ活動の開始の意向が明かされた以降、自身のInstagramストーリーズにおいてレコーディングや制作の風景を投稿していた。

11月14日未明、FukaseのInstagram投稿が予告なくすべて削除され、プロフィール画像も白色のものに変更された[9]。10月27日には『女性自身』が女性インフルエンサーとの熱愛を報じており、『週刊女性PRIME』の記事によれば、SNS上ではFukaseの精神的な疲労や体調を心配するファンの投稿が寄せられていた[10]

11月17日、自身のソロプロジェクトの本格始動を発表し、ファーストシングル「Bad Entertainment」を同月21日にリリースすることが明らかにされた[11]。あわせて個人のYouTubeチャンネルを開設し、同楽曲のミュージックビデオ公開も予告された。

12月3日には、本作『Circusm』を同月26日に配信限定アルバムとしてリリースすることを発表し、これに合わせてソロアーティスト写真も公開された[3]。アーティスト写真など、本作に係わるビジュアルの制作は韓国のアートディレクター・ロロと行われた[12]

12月10日、セカンドシングルとなる「Bullying Lovers」を本アルバムから先行リリースした[13]

12月24日、サードシングル「I see you」を本アルバムから先行リリースした[14]

プロモーション

  • 12月16日より、東京原宿周辺の各所にて本作の広告が掲示。街頭ボードには、Fukaseのビジュアルとともに、「C」と「F」をモチーフにしたロゴが掲示されている[15][16]
  • 12月20日にカエルム社より発売された雑誌『VI/NYL #026』の表紙・巻頭特集に登場。本誌には1万字超のインタビューや全8ルックの撮り下ろし写真が掲載された[17]
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楽曲解説

要約
視点

Bad Entertainment

概要 「Bad Entertainment」, リリース ...

Bad Entertainment』(バッド・エンターテイメント)は、Fukaseの通算1作目の配信限定シングル。2025年11月21日にユニバーサルミュージックジャパン内のレーベル・Def Jam Recordingsからリリースされた。

ジャケット写真にはアーティスト・TIDEのイラストが手掛けている。

リリースと同日の11月21日18時より、本楽曲のミュージックビデオが自身のYouTubeチャンネルにおいて公開された[18]。本作品では、Fukaseが出演だけでなく監督も担当。監督を務めるのは本作品が初めてで、映像のストーリー原案・企画・演出までの全てをセルフプロデュースで手掛けた[19]。撮影は3日間にわたって行われ、複数の劇用車が登場するなど近年のミュージックビデオにおいて異例の大規模な撮影となった[20]

リリースパーティー

11月26日に、本楽曲の配信開始に合わせ東京表参道のWALL & WALLでリリースパーティーを開催した[21]。イベントではFukaseによるライブが行われ、同曲に加えて未発表曲の2曲が披露された。ステージ演出はミュージックビデオのアートワークを手がけたアーティスト・COIN PARKING DELIVERYが担当し、本公演のために制作された椅子などの舞台美術が使用された[22]。また、会場ではシングルのジャケットを手がけたTIDEによる原画が展示されたほか、Kith Treatsが楽曲内の「毒入りケーキ」という歌詞をテーマにした表現をテーマにした当日限定のデザートを提供した[23]

Bullying Lovers

概要 「Bullying Lovers」, リリース ...

Bullying Lovers』(ブリーイング・ラバーズ)は、Fukaseの通算2作目の配信限定シングル。2025年12月10日にユニバーサルミュージックジャパン内のレーベル・Def Jam Recordingsからリリースされた。

ネット上の音楽ファンやユーザーらが匿名で互いをいじめ合う姿の実態が表現された楽曲であり、メディアは楽曲を「インダストリアルなサウンドが、重たい質量を伴ってリスナーの耳を掴む一曲」と紹介している[24]。トラックはアリアナ・グランデなどの楽曲をプロデュースしグラミー賞にノミネートされた経験のあるShintaro Yasudaが手掛けている[25]

本作からの先行配信のために用意されたジャケット写真は、ビビットな背景にFukaseの横顔が落とし込まれたデザインとなっている[26]

リリースと同日の12月10日18時より、本楽曲のミュージックビデオが自身のYouTubeチャンネルにおいて公開された[27]

I see you

概要 「I see you」, リリース ...

I see you』(アイ・シー・ユー)は、Fukaseの通算3作目の配信限定シングル。2025年12月24日にユニバーサルミュージックジャパン内のレーベル・Def Jam Recordingsからリリースされた。

本作『Circusm』のリード曲。楽曲のレコーディングには、自身が敬愛する坂本龍一の楽曲「Happy End」の制作に携わったチェロ奏者のジャキス・モレレンバウム、ヴァイオリン奏者のジュディ・カン、エンジニアのフェルナンド・アポンテが参加している[14][28]

先行配信のために用意されたジャケット写真は、楽器を手にした人々が見下ろすように取り囲んでいるデザイン。ビジュアル・ディレクションは、ロ・ジェフンが担当した[14]

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収録曲

  • アルバムから先行配信された「Bad Entertainment」や「Bullying Lovers」、「I see you」などの楽曲などが収録される予定[29]

脚注

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