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HD 128311
うしかい座の恒星 ウィキペディアから
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HD 128311 は、うしかい座の方向に54光年離れた位置に存在する橙色の主系列星である。アルゲランダー記法でうしかい座HN星とも呼ばれる。共鳴関係にある2つの太陽系外惑星が周囲を公転してることで知られている。
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恒星
HD 128311 は、太陽より小さく低温な橙色の主系列星である。誕生後3.9~4.1億年の若い星だと見られ[5]、観測された金属量は太陽とほぼ同じか[3]、やや多い程度である[4][6]。表面の黒点により明るさを変えるりゅう座BY型変光星でもあり、11.54日周期の変光を示している[2]。
惑星系
HD 128311 には2つの惑星の存在が知られている。内側の惑星bは2002年にポール・バトラーらによって[6]、外側の惑星cは2005年にスティーブ・ヴォートらによって[3]、それぞれ発見が報告された。これらは共に木星の2倍以上の質量を持ち、半径1AUを越える比較的主星から離れた軌道を周回している。また、両惑星の公転周期はおおむね1:2の比になっており(誤差を考慮すると完全に1:2になる可能性もある)、軌道共鳴に近い関係にあると考えられる。この共鳴のため、惑星系は半永久的に安定な状態にあると予測されている[3]。
2つの惑星の影響を取り除いた視線速度の変化曲線には、なおも5.6日周期の変動が存在するが、これは恒星表面に存在する巨大黒点の影響によるもので、惑星の兆候とは見なされていない[3]。
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脚注
参考文献
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