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IN A MODEL ROOM
1979年に発売したP-MODELのアルバム ウィキペディアから
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IN A MODEL ROOM(イン・ア・モデル・ルーム)は、日本の音楽グループP-MODELの1枚目のアルバム。1979年8月25日にワーナー・パイオニアより発売された。
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概要
- P-MODELの初のフルアルバム。また、佐久間正英の初プロデュース作品である[1]。
- 当時プラスチックスにて活動していた佐久間は、「屋根裏でプラスチックスのライブをやった時に平沢進君が「プロデュースして欲しい。」と声をかけてくれ、カセットを渡してくれたんですよ。当時、プロデューサーという言葉はありましたが、事務所の社長だったり、レコード会社の人間だったり、そういう人たちのことを指してた時代で、今のように確立されてなかった時代ですね。」と語っており、これが切っ掛けとなり多くのミュージシャンへのプロデューサー業を展開していくこととなった[2][3]。
- 大半の楽曲は前身バンド・MANDRAKE時代から演奏されており、これが結成から8ヶ月弱というスピードデビューに繋がった。
- 本作のみ、平沢の実兄である平沢裕一が作詞に参加している。
- 「異邦人」[※ 1]、「ホワイト・シューズ」[※ 2] も収録予定だったがボツとなった。
- 1999年に発売されたアルバム『VIRTUAL LIVE-1』でフルリメイクされたが、「ソフィスティケイテッド」のみ収録されなかった。
- ジョージ・オーウェルの小説『1984年』がアルバムのコンセプトの下敷きにある[4]。
- 1980年初頭時点における売上は公称2万枚。うち4000枚がピンク色の限定盤である[5]。
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楽曲解説
- 美術館で会った人だろ
- 1stシングル表題曲。
歌詞に「美術館に 火をつけるよ」というフレーズがあるため、平沢は「消防士の父を持つにもかかわらず放火予告でレコード会社と契約した」と後年ネタにしている。[6] - ヘルス・エンジェル
- 1984年に久々に演奏する[※ 3] 際、平沢はギターのフレーズをすっかり忘れており、当時のメンバーであった三浦俊一に逆に教わったという。平沢進が自分以外が作曲して歌って楽しかった曲に挙げている[7]。
- KAMEARI POP
- 本アルバム発売後の1979年12月25日、2ndシングルとしてリカット。
1987年には平沢・KERA率いる「此岸のパラダイス亀有永遠のワンパターンバンド」が、『KAMEARI POP 此岸のパラダイス編』としてカバーしている。
解凍期~改訂期にもリアレンジして演奏されている。ニューウェーブバンドDEVOがタイヤの街(オハイオ州アクロン)出身だという主張に影響された。 - 偉大なる頭脳
- MANDRAKEの楽曲「錯乱の扉」のイントロ部分を再アレンジし歌詞をつけたもの。
2007年にPOLYSICSがカバーしている。(8thアルバム『KARATE HOUSE』収録) - 2023年の平沢ソロライブ『HYBRID PHONON 2566』では、歌詞を新たに描き下ろしてリアレンジの上演奏された。
- ホワイトシガレット
- 初期のライブでは歌詞中の「コロンブス」を「アメリカ」に変えて歌うこともあった。
- MOMO色トリック
- 歌詞中の「ユージさん」は今野雄二のこと。初期のライブではフルネームで歌うこともあった。また「アホのリノ」は女優のかたせ梨乃のことである。
当時P-MODELと今野の間に確執があり[※ 4]、それを受けて制作された楽曲。 - アート・ブラインド
- 2010年に平沢ソロアルバム『突弦変異』でリメイクされた。
『突弦変異』の収録曲は各フルアルバムから1曲ずつ[※ 5]ファン投票より決められたが、平沢はアレンジの方向性などを考えた結果、投票結果を無視してこの曲を選択した[8]。
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収録曲
- 全編曲:P-MODEL
リリース履歴
参加ミュージシャン
脚注・出典
外部リンク
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