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JAPANESE GIRL (矢野顕子のアルバム)
矢野顕子のアルバム ウィキペディアから
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『JAPANESE GIRL』(ジャパニーズ ガール)は、矢野顕子の1枚目のアルバム。1976年7月25日発売。発売元は日本フォノグラム。
概要
矢野顕子の個人名義でのデビュー作となるアルバム。A面(第1曲-第5曲、AMERICAN SIDEと名付けられている)には、バックバンドにリトル・フィートのメンバーが参加し、アメリカ・ロサンゼルスで収録された。B面(第6曲-第10曲、JAPANESE SIDEと名付けられている)には、細野晴臣・林立夫といったティン・パン・アレーのメンバー(第6曲)、あがた森魚・かしぶち哲郎・鈴木慶一・鈴木博文・駒沢裕城など、はちみつぱい・ムーンライダーズ系の演奏者(第9曲)といった、日本国内のアーティストが参加している。
プロデュースは「小東洋」名義で、矢野誠と、矢野顕子が務めている。実務面のディレクターは三浦光紀。ミックスは、2000年代に入っても矢野の音楽の録音を行うことになる、吉野金次が担当している。
本アルバムの特徴のひとつに、矢野が幼少時代を過ごした青森の民謡をカバーしているほか、和楽器を積極的に使用するなど、日本の伝統音楽とロックのクロスオーバーが図られている点がある。タイトルはあがた森魚のアルバム『日本少年』(1976年)に由来し、本作はあがたの作品へのアンサーアルバムにあたる。
本アルバムのA面の録音の際の逸話として、リトル・フィートのリーダー、ローウェル・ジョージが、矢野の才能に驚嘆し、「僕たちの力不足でした。ギャラはいりません。」と語ったとされる[1]。
矢野に憧れ、矢野の物真似をしている清水ミチコは本作のオリジナルLPを現在も帯付きで所持し、矢野に見せた時、矢野から帯付きで残してある事に「凄くない」と驚かれた。
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収録曲
American Side:A面
- 気球にのって (作詞・作曲:矢野顕子)
- 1979年発売のライブ・アルバム『東京は夜の7時』に、YMOのメンバーが参加したライブテイクが収録されている。
- ティン・パン・アレーがバックに参加した1973年録音の未発表バージョンが、1996年発売のベスト・アルバム『ひとつだけ/the very best of 矢野顕子』に収録された。
- 2007年発売のyanokami名義のアルバム『yanokami』で取り上げている。
- 2012年発売のライブ・アルバム『荒野の呼び声 -東京録音-』に、マーク・リーボウらが参加したライブテイクが収録された。
- クマ (作詞・作曲:矢野顕子)
- 曲名は矢野のかつての飼い犬の名前より。
- ローウェル・ジョージが尺八を担当。
- 1988年発売のライブ・アルバム『グッド・イーブニング・トウキョウ』に、ライブテイクが収録。
- 電話線 (作詞・作曲:矢野顕子)
- ライブ・アルバム『グッド・イーブニング・トウキョウ』、『TWILIGHT』(2000年発売)、ビデオ『矢野顕子S席コンサート』(1994年発売)、DVD『LIVEピヤノアキコ。』(2003年発売)に、ライブテイクが収録されている。
- 90年代前半頃のライブアレンジで再録音されたバージョンが、シングル『すばらしい日々』(1994年発売)に収録。
- 2003年のベスト・アルバム『ピヤノアキコ。』にピアノ弾き語りで収録。
- 2014年には、sasakure.UK編曲で再録音。(『飛ばしていくよ』収録)
- 2000年代に入ってもたびたびライブで演奏されている、初期の代表作。それを物語る様に発売当時に制作されたプロモーション用シングルのA面に収録された。
- 津軽ツアー (作詞・作曲:矢野顕子)
- ふなまち唄PartII (作詞・作曲:矢野顕子)
- 矢野の故郷、青森の民謡(青森ねぶた祭)を元にしている。
- 2009年発売のDVD『akiko LIVE 2008』に、ライブテイクが収録。
日本面:B面
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発売履歴
脚注
外部リンク
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