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LOIC

ネットワーク負荷テストツール ウィキペディアから

LOIC
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LOIC (Low Orbit Ion Cannon) はオープンソースのネットワーク負荷テストツール。開発言語はC#JavaScriptで開発されたバージョンも存在し、ウェブブラウザからのDoS攻撃を可能とする[1]。LOICは、Praetox Technologiesが開発していたが、後にパブリックドメインで公開されている[2]

概要 作者, 初版 ...

「LOIC」は、ゲーム「コマンド&コンカー」シリーズに登場する架空の兵器から名付けられた[3]

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使用法

LOICは、ターゲットとするサーバにTCPパケットまたはUDPパケットを大量に送りダウンさせる、DoS攻撃もしくは複数の個人によって使用されDDoS攻撃を行う。 また、LOICを使うことで、自主的にボットネットに参加する人々も存在する[4]

PythonLOIC

PythonLOICは、二人の若者が開発したLOICで、Pythonによって実装されている。iPhoneやiPad、Mac OS X、Linux、Windowsなど多くのプラットフォームで実行することができ、Google Code上で公開されている。HTTP、ping flood、TCPなどの攻撃をサポートする。現在はベータ版で、多くのバグが存在する。年末[いつ?]にはGUIバージョンもリリースされる予定で、現在までに1,200回以上ダウンロードされている。

対応策

BBCのセキュリティ専門家によると、強固なファイアウォールはLOICによるDDoS攻撃を遮断することができるため、攻撃対策として効果的であるとしている[5]

過去の使用例

2010年の10月、アノニマスの分派であるProject Chanology英語版サイエントロジー団体のウェブサイトへ攻撃するのに使用している。この時、Anonymous自身はアメリカレコード協会への攻撃を成功させていた[6]。2010年12月には、WikiLeaksを支持すべく、対抗する組織や企業への行なうOperation Paybackを実施している[7][8]。LOICは多くの攻撃者によって使用されたが、ファイアウォールは容易にトラフィックを除去できるため、限定的な影響にとどまった[5]

2010年の12月8日から10日にかけて、LOICは30,000回以上ダウンロードされたと報告された[9]Torなどのネットワーク匿名化ツール英語版を使用しなかった攻撃者のIPアドレスは、パケットの受信者によって記録することができるため、ログを記録しているISPはDDoS攻撃の指揮者を特定することに成功している[10]。2011年1月27日には英国でOperation Paybackに参加した5名が逮捕されている[11]。スペインでは、ウェブ攻撃に関わったとして、同2011年6月までに3名以上の逮捕者が出ている[12]。また2011年6月14日にトルコでウェブフィルタリングに反対して、政府のウェブサイトを攻撃した個人32名が逮捕された。逮捕された各々は、各々の抗議活動のためにLOICを使用したアノニマスのメンバーとされる[13]

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関連項目

参考

外部リンク

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