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PHYSINT
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『PHYSINT(仮)』(フィジント)は、コジマプロダクションが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売予定のビデオゲームである。
概要
監督・プロデュース・ゲームデザイン・脚本などを小島秀夫が務める、コジマプロダクションにとって3つ目となるオリジナルIP[1]。
ジャンルは「新世代のアクション・エスピオナージ・ゲーム」と銘打たれている。「エスピオナージ」とはスパイ活動や諜報を意味しており、小島がこのジャンルを手掛けるのは2015年に発売された『メタルギアソリッドV』以来となる。
本作は『DEATH STRANDING』シリーズに続き、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)との協業で制作される。小島は、約30年にわたりSIEと共に同ジャンルの代表作である『メタルギアシリーズ』を育ててきた経験を挙げており、ゲームだけでなく音楽や映画も手掛けるソニーグループとのコラボレーションが「間違いなく、強力なものになるはずだ」と語っている[1][2]。
キャスト
開発
- 2024年
- 2月1日 - SIEの配信番組「State of Play」にて、本作の制作が発表された[4]。本格的な開発は『DEATH STRANDING 2』の発売後に開始される予定であることも明かされた[5]。
- 2025年
- 9月23日 - コジマプロダクション10周年記念イベント「Beyond The Strand」にて、ティザーポスターと一部キャストが公開された。この時点では、スタジオは『OD』の開発に注力しており、本作は小島が一人で企画・キャスティングを手がけている段階であることが明かされた[6]。
プロジェクト立ち上げの経緯
コジマプロダクション設立後、小島秀夫は「新しいことに挑戦する」という理念を掲げていた。まず挑戦として『DEATH STRANDING』シリーズを開発し、批評的・商業的に成功を収めた。さらに新しい表現を求め『OD』の開発に着手するなど、新規IPの創出に注力していた。その一方で、独立後の約10年間、特に彼の過去作の復活を望む一部のファンからは、『メタルギア』『ZONE OF THE ENDERS』『P.T.』『ボクらの太陽』などの、小島がコナミ在籍時に手がけた作品の新作を望む声も寄せられていた[7][2]。
プロジェクト立ち上げの直接的な契機となったのは、小島自身の個人的な体験であった。2020年、新型コロナウイルス感染症のパンデミック下で大病を患い手術を経験。遺書を準備するほど死を身近に感じ、ゲーム制作の続行は困難だと感じるほど心身ともに衰弱したという[2]。
この経験と、60歳を迎え人生の有限性を再認識したことから、小島は、新しいことへの挑戦は続けつつも、ファンが望むのであれば企画の優先順位を変更しようと決断した。その結果、当時構想していた他の企画に先駆けて、自身の原点である「アクション・エスピオナージ・ゲーム」として本作『PHYSINT』の開発に着手するに至った[2]。
なお、小島は本作が『メタルギア』シリーズとは異なる作品であることを強く示唆している。自身のラジオ番組で「メタルギアは作りません」と明言したほか、「(既存のジャンルの中で)新しいことをします」「『メタルギア』だと思ってプレイすると裏切られる」といった趣旨の発言もしており、あくまで独立した新規IPであることを強調している[8]。
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脚注
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